
オランダ1部リーグ・エールディビジで首位のフェイエノールトが重要な1週間を迎えている。10月24日に開催されるUEFAヨーロッパリーグでのギリシャ1部パナシナイコス戦に続き、26日に行われるエールディビジ首位攻防戦となる強豪PSVアイントホーフェンとの一戦が控えている。19日に行われた前節ヘラクレス・アルメロ戦では7−0と圧倒し、チームの攻撃力が改めて際立った。
オランダメディア『AD』のポッドキャストで、フェイエノールト担当記者ミコス・ガウカ氏がクラブの現状について言及した。同氏は、ヘラクレス戦の内容を称えながら「これ以上の結果はない」と評価し、フェイエノールトがPSV戦を有利に迎えるとの見解を示した。チームはPSVに3ポイントのリードを持ち、調子も良好で「全員がそろえば理想的だ」と述べた。
しかし、その中でフェイエノールトに所属する日本代表DF渡辺剛の状態が不透明となっている。ガウカ氏によれば、渡辺はパナシナイコス戦およびPSV戦の出場が微妙な状況にあり、以下のように指摘した。
「ヘラクレス戦では渡辺の不在を感じさせなかった。フェイエノールトが試合を完全に支配し、相手がほとんど攻めてこなかったからだ。しかし、PSVのような上位チームとの対戦では事情が異なる。決定力の高いストライカーを相手に守備を引き締める必要がある試合で、渡辺の不在は痛手になる」と指摘した。
ガウカ氏はまた、フェイエノールトが安定したパフォーマンスを見せている一方で、PSVにも反撃の余地があると分析した。フェイエノールトが攻勢を強めた際、PSVは空いたスペースを突くことができると見ている。
フェイエノールトはパナシナイコス戦を経て、エールディビジでの重要な山場を迎える。PSV戦の結果次第で首位争いの流れが大きく変わる可能性があり、渡辺の出場可否はチームにとって重要な焦点となっている。
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