
AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)グループステージ(GS)は第2節までを終え、グループFではガンバ大阪とナムディンFCがともに2連勝。次戦で勝利すればグループステージ突破に大きく近づく首位攻防戦が10月22日に市立吹田サッカースタジアムで行われる。
G大阪は公式戦8試合負けなしだったが、直近のJリーグ第34節では、柏レイソルにホームで0-5の大敗を喫し守備陣が崩壊。主力であるMFファン・アラーノが左膝蓋腱炎、FWウェルトンも左膝内側半月板損傷で、ブラジル人コンビが戦線を離脱するなど戦力面で不安を抱える状態で、ナムディンとの大一番を迎えることになりそうだ。
一方のナムディンは充実した戦力で大阪に乗り込んでくる。ベトナム1部Vリーグを2連覇中の同クラブは、2024/25シーズンのACL2に出場し、GSを2位突破して決勝トーナメント進出。ラウンド16でサンフレッチェ広島に連敗(0-3、0-4)し、ベスト16で姿を消した。
ナムディンの特徴は外国籍選手の多さだ。国内リーグでは、特例としてAFC主催大会に出場するチームは最大7名まで外国籍選手の登録が認められているが、1試合ごとに登録できるのは最大4名で、同時起用は最大3名に制限される。ナムディンには現在15名の外国籍選手が所属しているため、半数以上がACL2専用の助っ人ということになる。このほか、ブラジル出身のベトナム代表FWグエン・スアン・ソン(元仙台ラファエルソン)もいるが、右脚骨折からのリハビリで選手登録から外れている。
今大会では、GS第1節のラーチャブリー戦(タイ)で、外国籍選手10人をスタメン起用し、MFカイオ・セザールとFWブレネー・マルロスの元Jリーガーコンビの活躍で3-1と快勝。第2節のイースタンSC戦(香港)では、ついにスタメン全員が外国籍選手となり、敵地で1-0の勝利を収め2連勝を飾った。
一方で、外国籍選手の多さがチームの足かせになっている部分もある。新加入の助っ人選手が多いため、寄せ集め集団という印象はぬぐい切れず、局面で個人技とフィジカル頼りになるほか、集中が切れる時間帯や全体の連動性に欠ける部分もあり、チームとして未完成な印象を強く受ける。ACL2では2連勝と好スタートを切ったものの、国内リーグでは外国籍選手とベトナム人選手がかみ合わず、3連敗と苦戦し、チームのコンディションが上がらない悪循環に陥っている。
とはいえナムディンの場合、ACL2では外国籍選手主体のターンオーバーを行うため、国内リーグでの不調はそれほど影響しないだろう。スピードとテクニックに優れたFWパーシー・タウ、圧倒的フィジカルで中盤を制圧するMFカイオ・セザール、ロングフィードで攻撃の起点を作る199cmの長身GKカイケ、206cmの長身で異次元の高さを武器とするスーパーサブのFWカイル・ハドリンなど、個々の能力は高い。G大阪としては、まずは個の部分で負けないこと、その上でチームの完成度の高さで勝負する必要がある。
25/26シーズンのナムディン所属外国籍選手リスト
- CBルーカス(ブラジル、193cm)
- CBウォルバー・モッタ(ブラジル、186cm)
- MFカイオ・セザール(ブラジル、193cm)※元川崎フロンターレ、元V・ファーレン長崎
- FWマフムード・イード(パレスチナ/スウェーデン、183cm)※パレスチナ代表
- MFジャブロ・ブロム(南アフリカ、173cm)※元南アフリカ代表、負傷中
- SBミチェル・ダイクス(オランダ、194cm)※元U-21オランダ代表
- SBケヴィン・ファム・バー(フランス、182cm)※ベトナム系フランス人
- MFクリストファー・ハンセン(ノルウェー、180cm)※元U-21ノルウェー代表
- FWパーシー・タウ(南アフリカ、170cm)※南アフリカ代表
- FWブレネー・マルロス(ブラジル、182cm)※元ロアッソ熊本
- FWカイル・ハドリン(イングランド、206cm)
- MFロムロ(ブラジル、182cm)
- GKカイケ(ブラジル、199cm)※元U-20ブラジル代表
- FWアコロ(コンゴ民主共和国、178cm)※コンゴ民主共和国代表、元スイス・スーパーリーグ得点王
- MFルサンバ(フランス/コンゴ民主共和国、179cm)※元U-19フランス代表、コンゴ民主共和国代表
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