
プレミアリーグのノッティンガム・フォレストが今2025/26シーズン、厳しい戦いを強いられる可能性が指摘されている。統計分析企業『Opta』のスーパーコンピューターによる最新予測では、同クラブが残留争いに巻き込まれるとの見通しが示されたようだ。
J1の横浜F・マリノスやスコティッシュ・プレミアシップのセルティック、プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーの指揮官を務めたアンジェ・ポステコグルー監督率いるノッティンガム・フォレストが不振に苦しむ中、『Opta』の予測で残留争いの可能性が示された。
同監督が率いるフォレストは、今シーズン開幕から7試合を終えて勝ち点5の17位。唯一の勝利はブレントフォード戦(3-1)で記録したもので、これは当時のヌーノ・エスピリト・サント監督が指揮を執っていた。
その後の数週間でサント監督が解任され、ポステコグルー監督に就任したが、ここまで公式戦7試合で5敗2分。リーグ戦ではバーンリーとの1-1の引き分けによる勝ち点1にとどまっている。
『Opta』の分析によると、フォレストの最終順位は15位、想定勝ち点は40.29と予測されている。UEFAチャンピオンズリーグ出場の可能性は0.38%、UEFAヨーロッパリーグ出場の可能性も0.46%と低く見積もられており、昨2024/25シーズンのような上位進出は難しいと判断されている。
一方で、降格の確率は29.91%と算出されたものの、バーンリー、ウルバーハンプトン・ワンダラーズ、ウェストハム・ユナイテッド、リーズ・ユナイテッド、サンダーランドより上位に位置する見通しが示された。
フォレストの成績不振により、60歳のポステコグルー監督には早くも重圧がかかっている。昨2024/25シーズン、トッテナムを率いて残留圏すれすれに終わった経緯から、その就任時点でもファンの間には懐疑的な声があった。
同メディアによると、ニューカッスル・ユナイテッドに0-2で敗れた試合後、ポステコグルー監督は自身の将来に関する報道に対し、「これは刺激的な挑戦だ。だからこそこの仕事を引き受けた。戦いや困難を受け入れなければならない」と語り、自身の信念を強調している。
フォレストのオーナーのエバンゲロス・マリナキス氏がどこまで現体制を支持し続けるかは不透明だが、フォレストはポステコグルー監督のもとで立て直しを図り、再び勢いを取り戻せるかが注目されている。
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