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アーセナル退団・冨安健洋の過去が話題!アビスパ福岡加入前に「バルセロナ育成組織へ…」

冨安健洋 写真:Getty Images

 アビスパ福岡出身の日本代表DF冨安健洋は2025年7月、プレミアリーグ所属アーセナルを契約解除により退団。FW前田大然ら擁するスコットランド1部セルティック、MF三笘薫擁するブライトンなど複数クラブからの関心が報じられているが、ラ・マシア(バルセロナの育成組織の総称)への加入が幻に終わった同選手の過去がクローズアップされている。

 英メディア『ロンドンワールド』は28日、冨安の過去と現在を特集。記事では「かつてバルセロナの下部組織に所属していたトミヤスは、バルサアカデミー福岡校で2年間プレーしていた。ラ・マシアへ加わる話もあったが、最終的にはアビスパへ加入することになった。その後、ベルギーのシント=トロイデンVVやボローニャでの活躍を経て、22歳のトミヤスはプレミアリーグへのステップを踏むことになった」と、アーセナル加入に至るまでの経緯が記されている。

 アビスパ福岡ではなく、バルセロナでキャリアアップする可能性もあったという冨安だが、アーセナルでは度重なる負傷離脱により、本来のパフォーマンスを発揮できなかった。アーセナル退団から数か月が経過しているが、同選手の去就については「ミランが注視しており、セリエA復帰の可能性があると報じられた。ラ・リーガ昇格組のレアル・オビエドも彼の獲得を検討しているという。完全復帰すれば、オファーが殺到することが予想される」と綴られている。

 冨安はかつて2018年1月に福岡からSTVVへ移籍。MF遠藤航(現リバプール)やMF鎌田大地(現クリスタル・パレス)ら現在の日本代表の主力選手とともにベルギー1部リーグの舞台で結果を残し、順調にステップアップしていた。

 なお、英メディア『ヨークシャーイブニングポスト』は28日、MF田中碧所属のリーズ・ユナイテッドが獲得可能な無所属選手として冨安をリストアップ。『マンチェスターワールド』も、マンチェスター・ユナイテッドに同選手の獲得を勧めるなど、アビスパ福岡出身の逸材に対する注目度は今もなお高い。