Jリーグ 横浜F・マリノス

横浜F・マリノスに身売り報道!日産が株売却へ。CFGと契約解消・スタジアム命名権問題も

日産スタジアム 写真:Getty Images

 9月28日開催の明治安田J1リーグ第32節で、FC東京に3-2で勝利した横浜F・マリノスだが、メインスポンサーである『日産自動車』が同クラブの株式を売却する模様。同社は先日、シティ・フットボールグループ(CFG)との提携を解消しているが、クラブ身売りの可能性があるとみられる。

 日本サッカー界の情報に詳しい海外メディア『Jリーグインサイダー』は、29日に「日産自動車が横浜FMの売却を計画するために複数の企業と接触した」とリポート。「深刻な財政危機にある日産は、横浜FMの株式の80%を保有しており、2027年にクラブを売却する意向だ」と伝えている。

 日産は長らく親会社として横浜FMを支えてきたほか、2014年にはCFGとパートナーシップ契約を締結。横浜FMを含めた三者が協力関係を築き、日産はマンチェスター・シティやニューヨーク・シティ、メルボルン・シティなど、CFG傘下の複数クラブを支援。2019年には親善試合の横浜FM対マンチェスター・シティに先駆けて、パートナーシップ契約を更新していた。

 しかし、近年の財政状況悪化に伴い、CFGとのスポンサー契約は終了。28日時点でCFGのクラブ一覧に横浜FMの名前は記載されており、20%の株を保有しているが、CFGが保有している株の今後については現時点で不透明とみられる。

 なお、日産は横浜国際総合競技場の命名権を巡っても問題を抱えている模様。当初は「年5千万円による1年契約」の締結により契約更新とみられていたが、横浜市の山中竹春市長は9月26日の定例記者会見で見直しを示唆している。