プレミアリーグ アーセナル

アーセナルとマンチェスター・シティがフランクフルトDF獲得争いで火花散らす

アーセナル 写真:Getty Images

 ブンデスリーガで急成長を遂げる22歳の左サイドバックが、プレミアリーグの複数のクラブから強い関心を集めているようだ。今2025/26シーズンに入り、既にリーグ戦4試合に出場して1ゴールを挙げたことで、ドイツ国内でも有望株として注目度が高まっている。

 その対象となっている選手は、アイントラハト・フランクフルトに所属するDFナサニエル・ブラウンである。マンチェスター・シティやアーセナルを筆頭に、ニューカッスル・ユナイテッド、アストン・ ビラ、マンチェスター・ユナイテッドが動向を追っているとさまざまなメディアで伝えられているが、特にシティとアーセナルが獲得レースの先頭に立っているようだ。

 ブラウンは左利きDFとして守備ラインに安定感を与え、さらに4バックとウイングバックの両方でプレーできる柔軟性を持つ。この特性はトップクラブにとって大きな価値となる可能性を秘めている。また、給与水準はプレミアリーグの基準では比較的低く、獲得に伴うリスクが小さい点も評価されているようだ。

 ただし、フランクフルトとの契約は2030年まで残っており、解除条項が存在しない場合には交渉が難航する可能性が高い。フランクフルトは同選手との契約を長く残している点から、移籍に際し強気に条件を設定できる立場にある。

 そのため、移籍金は現在の実績を超える水準に跳ね上がる可能性もある。それでもその才能と汎用性を考えれば、ブラウンが近い将来、欧州トップクラブへ移籍する可能性は極めて高いと見られている。