Jリーグ ヴィッセル神戸

元清水GK権田修一が明かす!欧州挑戦断念&神戸移籍の真相「オファーを…」

権田修一 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸は9月20日、元日本代表GK権田修一を完全移籍により獲得したと公式発表。2024シーズン限りで清水エスパルスを退団し、2025年夏までハンガリー1部デブレツェンでプレーしていた守護神が、欧州挑戦続行を断念した経緯を明かしている。

 同選手は21日午後にインスタグラムを更新。神戸のエンブレムをアップすると、「いつも権田修一を応援してくれている皆さん」に向けて、欧州でのプレー続行が実現しなかった理由をこう綴っている。

 「欧州でプレーを続ける事を模索した今夏、移籍のウィンドウが閉まってからも自分の目標を達成する為にオファーを待ちましたが満足できるオファーはありませんでした。今夏に一番感じたのは自分の実力不足と自分の世界での価値の低さです」

 「そんな中でJリーグ王者のヴィッセル神戸からACLEで優勝する為に力を貸してほしいと話をいただきました。ACLEという素晴らしい国際大会で自分がまだ高いレベルでプレーできる事を世界に証明していきたいと思っています」

 また、「ヴィッセル神戸を応援している皆さん」に向けては「自分が今までのキャリアで経験した事の全てをクラブに還元して今以上に『強く、愛されるクラブ』として皆さんがもっと応援したいと思えるクラブに導けるよう全力を尽くします。応援よろしくお願いします」とメッセージを送っている。

 権田は清水退団時期の2024年12月、情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した際、自身の去就について「日本代表でもう一度ワールドカップに行きたい」などと、海外挑戦決断の理由を説明。U20日本代表DF小杉啓太擁するスウェーデン1部ユールゴーデンIFなど欧州複数クラブのトレーニングに参加した後、3月31日にデブレツェンへ加入した。

 そのデブレツェンでは、4月19日のハンガリー1部第28節ザラエゲルセグ戦で新天地デビューを飾ると、その後はリーグ戦3試合つづけてフル出場。しかし4試合で8失点、クリーンシート1試合と結果を残せず、5月18日のポクシFC戦以降は出番なし。1部残留が決まった後、6月18日に退団が決定していた。