Jリーグ 浦和レッズ

鹿島戦でミス。西川周作GK交代論の一方で…元浦和関係者がスコルジャ監督批判「違うと思う」

西川周作 写真:Getty Images

 浦和レッズ所属の元日本代表GK西川周作は、9月20日に行われた明治安田J1リーグ第30節の鹿島アントラーズ戦で、自らのキックミスからFW鈴木優磨に決勝ゴールを献上。GK交代論が沸くなど同選手の起用法に関する議論が白熱するなか、元浦和関係者は失点シーンに関して私見を述べている。

 浦和下部組織でのプレー経験を持つ三上綾太氏は、試合後にXを更新。インターネット動画配信サービス『DAZN』公式アカウントが決勝ゴールのシーンをクローズアップしたSNS投稿を引用した上で、こう綴っている。

 「キックミスはもちろんだが、パスを受ける位置が良くなかったかなと。グスタフソンにワンタッチパスでプレス回避できそうだが、上から見ているから言える話で ピッチレベルだと分からない。この1点で勝ち負けが決まるのもサッカー」

 その上で、三上氏は「チームとしてビルドアップが仕込めていないのにビルドアップにチャレンジして失点するのは違うと思う。そして戦術はピッチ上に立つ選手に合わせて最適化する必要があると考える」と、一部の戦術を批判。「戦術に選手を当て込むというよりも、選手たちが力を発揮できる戦術を構築するのが指揮官の役割かと」と、批判の矛先をマチェイ・スコルジャ監督に向けた。

 西川は今季もここまで正守護神としてプレー。しかし、8月22日に行われたJ1第27節で柏レイソルに2-4と逆転負けを喫すると、YBCルヴァンカップ準々決勝・川崎フロンターレ戦の2ndレグでもミスを犯すなど、精彩を欠いている。