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森保監督から警告も!ブレーメン菅原由勢、W杯日本代表入りの可能性は「考えていない」

菅原由勢 写真:Getty Images

 名古屋グランパス出身のDF菅原由勢は2025年夏、イングランド2部サウサンプトンからブンデスリーガ所属ブレーメンへ期限付き移籍。本人が移籍の裏側を明かしたほか、FIFAワールドカップ北中米大会で日本代表に招集される可能性にも言及。ブレーメン移籍前には、森保一監督から代表のメンバー選考に関する警告を受けたという。

 ブレーメン公式サイトで19日に掲載されたインタビュー記事によると、菅原は「北中米W杯で日本代表に選ばれると思うか」という質問に対して、「過去の困難な状況から、将来のことを考えすぎず、今に集中することを学びました」と前置きした上で、「今置かれている状況で良いパフォーマンスを発揮したら、他のことは後からついてきます。だから今はW杯のことについて全く考えていません」と述べている。

 そんな菅原の去就を巡っては、イギリス『デイリーエコー』が8月23日のイングランド2部リーグ戦後、サウサンプトン率いるウィル・スティル監督のコメントを報道。指揮官が「菅原に退団の可能性はある。彼は日本代表の監督(森保一)から、『代表チームに招集されるためには、欧州5大リーグでプレーする必要がある』と言われている。これも退団に向かっている要因のひとつだが、他にもいくつかある」と語ると、数日後にブンデスリーガ挑戦が正式決定した。

 ブレーメン移籍前にはセリエA行きの可能性も取りざたされていたが、本人は「イタリアからオファーを受けたことは一度もありませんでしたし、考えたこともありませんでした。確かに、興味を示したクラブはいくつかありましたが、実際にオファーを受けたことはありませんでした」と一部報道内容を完全否定している。

 また、ブレーメンへの期限付き移籍期間は2026年6月までだが、完全移籍へ移行する可能性も。ドイツ紙『ビルト』は「ブレーメンはすでに完全獲得の方針を固めた」と報じているが、同選手は「(完全移籍移行の可能性は、)僕のパフォーマンス次第」とした上で、「今はあまり考えていません。もし最終的に良い結果を残せたら、将来についてまた話せるでしょう」と語るにとどめた。