
一部クラブを除き残り9試合となった2025明治安田J1リーグは、優勝争いから残留争いまで混戦を極めている。一方で、各クラブはすでに来季の編成に向けて水面下で準備を進めていることだろう。
来シーズンからは、欧州主要リーグ同様「秋春制」が導入され、新シーズン開始までに十分な準備期間が確保される。これにより、今オフの移籍マーケットは例年以上に活発化することが予想される。現所属クラブで出場機会に恵まれていない多くの実力者について、今冬の移籍市場で複数クラブによる争奪戦が展開される可能性が高い。
ここでは、現クラブで出場機会が限られている有力なGK・DFの5選手を紹介していく。

麻田将吾(京都サンガ)
京都サンガのDF麻田将吾は、世界的に見ても希少な左利きの大型センターバック(CB)だ。しかし、今シーズンはリーグ戦で先発出場が一度もなく、苦しい日々が続いている。
京都でプロキャリアをスタートさせたものの、1~2年目は出場機会に恵まれなかった麻田。転機となったのは、2019・2020シーズンのカマタマーレ讃岐への期限付き移籍だ。讃岐では才能が開花し、出場機会が激増。本職のCBとして守備を支えただけでなく、スピードを生かし左サイドバック(SB)でもプレーするなどユーティリティー性を発揮した。
2020シーズンに京都へ復帰すると、同年のJ2では8試合の出場に留まったが、翌2021シーズンは全38試合に出場し、クラブのJ1昇格に大きく貢献。充実したシーズンを送った。2022シーズンはJ1で32試合に出場。2023シーズンは34試合1ゴールを記録し、守備の要として順調にキャリアを積み上げていった。
しかし、2024年6月12日に行われた天皇杯2回戦の大宮アルディージャ(現:RB大宮アルディージャ)戦で右ひざ前十字靭帯断裂という大怪我を負い、全治6~8か月の長期離脱を余儀なくされた。
復帰戦となった今シーズンのJ1第19節FC東京戦。およそ1年ぶりの出場を果たすも、現在の京都はMF佐藤響、DF鈴木義宜、DF福田心之助らが盤石の4バックを形成しており、麻田が割って入る余地は限られているのが現状だ。

松本健太(柏レイソル)
2023~24シーズンに正守護神としてゴールマウスを守っていた柏レイソルのGK松本健太も、今シーズンは苦しい立場に置かれている。
柏レイソルユースから東洋大学に進学し、2020シーズンに晴れてトップチームへと加入。しかし、プロ入りから4年間はリーグ戦出場がなく、厳しい時間を過ごした。それでも日々練習を重ね、足元の技術やパス精度、近距離のシュートストップを武器に成長。2023シーズンのJ1で28試合に出場、翌2024シーズンにはキャリアハイとなる32試合に出場するなど守護神としての地位を確立した。
しかし、リカルド・ロドリゲス新監督の下で迎えた今シーズンは、アルビレックス新潟から完全移籍で加入したGK小島亨介ポジションを奪われ、リーグ戦の出場はゼロ。出場は、YBCルヴァンカップのレノファ山口戦(2-0)、天皇杯2回戦の東洋大学戦(0-2)のわずか2試合にとどまっている。
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