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稲村隼翔&山田新獲得巡り意見対立?セルティック声明「ロジャーズ監督は…」

稲村隼翔 写真:Getty Images

 アルビレックス新潟からスコットランド1部セルティックへ完全移籍したばかりのDF稲村隼翔は、期限付き移籍こそ実現しなかったものの、ブレンダン・ロジャーズ監督のもとで構想外に。川崎フロンターレから加入の日本代表FW山田新も、稲村と同じくUEFAヨーロッパリーグ(EL)の登録メンバーから外れるなど、指揮官から冷遇されている。現地では日本人選手2名の獲得を巡るセルティック内部での意見対立が報じられているが、クラブはこれを否定したという。

 現地ジャーナリストのアンドリュー・スミス氏は9月2日、補強戦略に関するセルティックの内部事情を告白。稲村と山田の獲得の裏側についてこう報じていた。

 「(セルティックの新戦力の中には、)ロジャーズ監督が獲得したのではなく、クラブの筆頭株主であるダーモット・デズモンド氏の独断により加わった選手がいる。デズモンド氏はフットボールディレクターは(クラブ内部の)誰よりも発言権がある。(2024年夏、)彼が『ルーク・マッコーワンを獲得すべきだと思う』と言うから、クラブもマッコーワンと契約するんだ」

 「山田と稲村も同じだ。ロジャーズ監督は決して彼らの獲得を望んでいるわけではなかったが、『クラブが連れてくるなら仕方ない』という感じだ。彼らはいずれもロジャーズ監督の選手ではない。デズモンド氏とロジャーズ監督の間で意見対立が起こっていた」

 ロジャーズ監督と筆頭株主の間で意見の食い違いがあったという見方は現地で広まるなか、セルティックは9月6日に声明を発表。「ロジャーズ監督は取締役からの推薦による移籍選手(山田、稲村など)を全員“承認”している」と綴るなど、クラブ内部での対立がないことを強調している。

 稲村は新潟時代に本職のセンターバックでプレーしていたが、セルティック加入後は左サイドバックでDFキーラン・ティアニーやDFリアム・スケールズとポジション争いを展開。ここまで公式戦1試合の出場にとどまっているが、8月末にアルゼンチン1部ボカ・ジュニアーズから元ウルグアイ代表DFマルセロ・サラッキが加入したことにより、さらなる序列の低下が予想される。

 山田は3億円規模とみられる移籍金でセルティックへ加入も、今季ここまでノーゴール。8月10日開催のスコットランド1部リーグ第2節でデビューした後は数試合で途中出場と、レギュラー定着には至っていない。

 稲村、山田ともに「指揮官の承認を得て獲得した選手」であるとしても、ELの登録メンバー外をはじめ、ロジャーズ監督から冷遇されていることは明らかだ。