
川崎フロンターレ所属MF大関友翔は、9月開催のFIFA U20ワールドカップへ臨むU20日本代表に招集。国際大会でのパフォーマンス次第では、日本代表MF佐野航大の後釜としてオランダ1部NECナイメヘンへ移籍、欧州挑戦の可能性が高まりそうだ。
オランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストであり、日本サッカーに精通しているヘラルド氏は、8月末の時点で大関の去就に注目。Xで「佐野の後継者になり得る日本人MF」として川崎所属MFをリストアップすると、同選手について「彼は理想的な後釜であり、私のリストでは最上位候補。ダイナミックであり、ここ数年でかなり成長した」と評していた。
一方、佐野の去就を巡っては、2025年5月以降にアヤックス、PSV、フェイエノールト、それにドイツ、イングランド、フランス、スペイン国内クラブからの関心が報じられていたほか、現地メディア『De Gelderlander』は8月下旬に「ナイメヘンに残るか分からない」という本人のコメントをリポート。2025年夏の移籍は実現しなかったものの、すでにアストン・ヴィラやMF三笘薫擁するブライトンなどがスカウトを派遣しているだけに、2025/26シーズン途中でナイメヘンを退団する可能性はある。
大関は2023年に川崎のトップチームへ昇格すると、同年7月29日のバイエルン・ミュンヘン戦でプロデビュー。2024年は福島ユナイテッドへ期限付き移籍していたが、復帰1年目の2025シーズンはJ1リーグ戦で19試合の出場するなど、スーパーサブとして機能している。
また、同選手はU20日本代表の一員として2025年のAFC U-20アジアカップに参戦すると、7月開催のE-1選手権でA代表デビュー。AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の舞台でもプレーしているだけに、海外からの関心は確実に高まっている。
なお、ヘラルド氏は12日のU20日本代表メンバー発表後に「U20日本代表には多くの才能ある選手がいる。近いうちに欧州移籍を果たす可能性がある」と伝えている。U20W杯での活躍次第で、大関は佐野の後継者として欧州へ羽ばたくかもしれない。
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