
サッカー日本代表「森保ジャパン」はFIFAワールドカップ北中米大会での優勝を目指すなか、日本時間9月10日開催の国際親善試合で、FIFAランキング上位のアメリカ代表に敗北。メキシコ戦につづき、攻撃陣がノーゴールと機能しなかっただけに、FW前田大然(セルティック)やMF三笘薫(ブライトン)のパフォーマンスに批判の声が。日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏は、森保一監督に対してFW相馬勇紀(町田ゼルビア)の招集を求めている。
闘莉王氏は11日、自身のYouTubeチャンネルを更新。アメリカ戦を振り返っているが、北米遠征で2試合続けてノーゴールに終わった攻撃陣のクオリティーも問題視。「三笘が全然機能していない。途中出場でも遅いし、何がやりたいかはっきりしない」「サイドの作り方が良くない」とMF三笘薫(ブライトン)のパフォーマンスを切り捨てると、以前から批判の対象にしている前田についてこう語った。
「金髪前田、坊主前田、赤毛の前田、全部ダメ。色変えてもダメだ。相馬がいるでしょ。あれだけ活躍している相馬をなぜ招集しないのか。もう前田は限界だ。シュートも打てない。クロスもあげない。連係プレーもない。ワンツーもない。ドリブルもない。ただ髪を変えているだけ」
森保監督はメキシコ戦でFW上田綺世(フェイエノールト)、MF南野拓実(ASモナコ)、MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF堂安律(アイントラハト・フランクフルト)、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)、三笘と、攻撃陣の主力選手を揃ってスタメン起用。前半から何度もチャンスを演出するなど、互角の戦いを繰り広げられたが、結果としてスコアレスドローに終わった。
長距離移動を経て臨んだアメリカ戦では、FW小川航基(NECナイメヘン)、MF鈴木唯人(フライブルク)、FW伊東純也(ヘンク)、前田らをスタメン起用したが、連係不足が浮き彫りに。鎌田、南野、三笘らを後半途中からピッチへ送り出したが、不発に終わった。
なお、闘莉王氏はDF長友佑都(FC東京)のセンターバック起用、DF瀬古歩夢(ル・アーヴルAC)のサイドバック起用について「イチかバチかで入れるなんて良くない」「どう考えても全然ポジショニングがあっていなかった」などと否定的な意見に終始している。
W杯優勝を掲げる森保ジャパンにとって、攻撃陣の一部メンバー入れ替えや的確な人選は急務。北米遠征2試合での課題を真摯に受け止め、より充実したメンバーのもとW杯へつなげられるかが試されている。
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