プレミアリーグ アーセナル

アーセナルのアルテタ監督が2選手の放出を希望、バイエルンが獲得打診した選手は…

ミケル・アルテタ監督 写真:Getty Images

 プレミアリーグのアーセナルは今2025年夏の移籍市場で積極的な補強を行った。GKケパ・アリサバラガ、MFマルティン・スビメンディ、MFクリスティアン・ノアゴール、FWノニ・マドゥエケ、DFクリスティアン・モスケラ、FWビクトル・ギェケレシュ、MFエベレチ・エゼ、DFピエロ・インカピエといった新戦力を獲得し、各ポジションで選手が過密気味となっている。

 その結果、スペインメディア『Fichajes』によれば、ミケル・アルテタ監督はトップチームの整理を進めようとしており、MFレアンドロ・トロサールとFWガブリエウ・ジェズスの2選手を放出候補としているようだ。

 アーセナルは両者に対して移籍のオファーを受け入れる構えを見せているという。ジェズスは度重なる負傷が問題となり、トロサールは新加入選手の影響で序列を下げている。クラブはこの2人の売却により1月の移籍市場で資金を確保し、財政面の均衡を図る方針と伝えられている。

 同報道では、セリエA、リーグ・アン、さらにはサウジ・プロフェッショナルリーグのクラブが移籍市場の開幕と同時に正式なオファーを提示する可能性を指摘している。

 一方、ガブリエウ・マルティネッリも今2025年夏の補強によって去就が取り沙汰された一人だ。エゼやマドゥエケの加入があったが、最終的にアーセナル残留を選んだ。ブラジル代表活動中に自身の将来について問われた際には、質の高い選手が加入することはチームの勝利につながるとして歓迎の意を示している。

 さらに移籍市場の専門家ファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンはマルティネッリの代理人とコンタクトをとったものの、アーセナルが3500万ユーロ(約60億円)では売却する意向を示さなかったようだ。クラブは同選手の価値をそれ以上と評価しているようだ。