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メキシコ戦で久保建英「僕らの方が強い」の一方…日本代表に海外指摘「受け入れ難い」

久保建英 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」はFIFAワールドカップ北中米大会での優勝を目指すなか、日本時間9月7日開催の国際親善試合で、FIFAランキング上位のメキシコ代表に0-0と引き分け。試合後、MF久保建英(レアル・ソシエダ)は一定の手応えを覗かせたが、海外メディアからは日本代表に対する批判が沸き起こっている。

 FIFAランキング17位の日本は久保、MF堂安律(アイントラハト・フランクフルト)、FW上田綺世(フェイエノールト)らを中心とした攻撃陣が躍動。前半から主導権を握り、再三にわたりチャンスを作るなど、格上相手に互角の戦いを披露。後半は押し込まれる時間帯もあったが、GK鈴木彩艶(パルマ)の好セーブもあり、クリーンシートで試合を終えている。

 久保は試合後、メキシコ戦の総括を求められると、「引き分けた分際で何言ってんだって話ですけど、僕らの方がたぶん強いと思う」と確信。「メキシコと対等以上にやれてるっていうのは、順当な結果」などと振り返っている。

 久保がメキシコ相手に十分戦えたとの認識を示す一方、海外メディア『DeadBall TV』は「日本代表には深刻な問題がある」と指摘。「対戦する意味がある代表チームとの直近5試合(北中米W杯アジア最終予選のオーストラリア戦2試合、サウジアラビア戦2試合、メキシコ戦)で、彼らは2ゴールにとどまっている。チャンスメイクも低調だ」と、決定力の低さを指摘。MF三笘薫(ブライトン)をはじめ日本代表の攻撃陣の能力を評価した上で、「これは受け入れがたいことだ。(W杯に向けて)赤信号が灯っている」と警告している。

 なお、日本対メキシコの試合内容については「スコアレスドローは驚くべき結果。引き分けはメキシコにとってより良い結果だが、勝者はいない。メキシコの守備は本物だ」とメキシコを称えた一方で、「日本の連携は驚くほど悪く、パスの精度も低かった」と伝えている。