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中村敬斗が日本代表落選?ベシクタシュ移籍報道の裏で森保監督が注目発言!

中村敬斗 写真:Getty Images

 スタッド・ランス所属FW中村敬斗は、トルコ1部ベシクタシュへの移籍が決定的に。ランスとの対立により、フランス2部リーグ開幕から全試合でベンチ外となっているが、ベシクタシュへ移籍するとなれば、日本代表に招集されない可能性も。サウサンプトン所属DF菅原由勢の去就報道から、森保一監督による日本代表のメンバー選考基準が明らかになっている。

 中村の去就を巡っては、MF守田英正所属スポルティングCPからの関心が以前から報じられているが、イタリア『ユーロ・カルチョ』は19日にボローニャからの関心を伝えていた。しかし、フランス紙『レキップ』が20日に「ベシクタシュは中村を獲得するために、ランスへ移籍金1500万ユーロ(約25億8,900万円)のオファーを提示した」をリポート。すると、トルコ『Haber Kartali』は23日に中村とベシクタシュによる個人合意を報道。ランスもベシクタシュへの放出に前向きであるだけに、近日中にもトルコ移籍が正式決定するとみられる。

 一方、イギリス『デイリーエコー』が8月23日に報じたところによると、菅原はサウサンプトン退団が決定的に。同クラブのウィル・スティル監督は、23日に行われたイングランド2部リーグのストーク・シティ戦後に「菅原は日本代表の監督(森保一)から、『代表チームに招集されるためには、欧州5大リーグでプレーする必要がある』と言われている。これも退団に向かっている要因のひとつだが、他にもいくつかある」とコメントしていた。

 サウサンプトン指揮官の発言を踏まえると、森保監督は欧州5大リーグでプレーしている選手を優先的に日本代表へ招集している可能性が考えられる。そのため、中村が欧州5大リーグよりも数段レベルが落ちるトルコ1部リーグに戦いの場を求めるとなれば、左サイドハーフのポジション争いにおける序列低下は必至。2025/26シーズンいっぱいベシクタシュでプレーする場合は、FIFAワールドカップ北中米大会で代表メンバーから落選するケースも考えられるところだ。

 なお、森保監督は先日、中村を招集する可能性を問われると「彼はプレーしていない。プレーしている選手を優先に招集すべきと思う」とコメント。フランス2部リーグ戦でプレーしていないだけに、9月の国際親善試合(対アメリカ代表、メキシコ代表)では招集外になるとみられる。