
サウサンプトン所属DF菅原由勢は、8月23日に行われたイングランド2部リーグのストーク・シティ戦で突如ベンチ外。現地で退団が決定的と報じられているが、その裏には森保一監督からの警告があった模様。本人はFIFAワールドカップ北中米大会での日本代表入りを目指しているという。
イギリス『デイリーエコー』が報じたところによると、サウサンプトンのウィル・スティル監督はストーク戦後のインタビューで「菅原に退団の可能性はある。彼は日本代表の監督(森保一)から、『代表チームに招集されるためには、欧州5大リーグでプレーする必要がある』と言われている。これも退団に向かっている要因のひとつだが、他にもいくつかある」とコメント。サウサンプトン残留の場合、日本代表メンバーから外れる可能性があるため、本人は2025年夏の移籍を望んでいるという。
また、サウサンプトンは先日、ブレントフォードからDFマッズ・ロースレーヴを獲得。同選手はストーク戦で途中出場しているが、このデンマーク人サイドバックの加入により、菅原の移籍にゴーサインが出た模様。現地の複数メディアは「菅原のサウサンプトン退団は決定的」と伝えているが、現時点で欧州5大リーグ所属クラブからの正式オファーは報じられていない。
現在25歳の菅原は、名古屋グランパスやオランダ1部AZアルクマールを経て、2024年夏にサウサンプトンへ完全移籍。2024/25シーズンは開幕からリーグ戦8試合つづけてスタメン出場も、2024年12月の監督交代以降は控え要員に。4月19日のウェストハム戦から5試合つづけて出番がなかった。
2024/25シーズン終了後、自身の去就について「(サウサンプトンと)まだ契約が3年残っているし、責任を持ってプレーしないといけない」などと、サウサンプトン残留の可能性を示唆していた菅原。すでに2025/26シーズンのイングランド2部リーグ戦で2試合に出場しているが、森保監督から構想外の扱いを受ける可能性を踏まえた上で、移籍ウィンドウ終了直前になって考えを変えたかもしれない。
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