
宮代大聖(ヴィッセル神戸)
2024シーズンよりヴィッセル神戸でプレーしているFW宮代大聖。昨季は加入初年度ながらも11ゴールと自身初の二桁ゴールをマークし、同じチームでかつては日本代表としても活躍したFW大迫勇也やFW武藤嘉紀と互角の存在感で神戸の連覇に貢献した。
今大会がA代表初選出となった宮代。残念ながらゴールを挙げることはできなかったが、第1戦(香港戦)と第3戦(韓国戦)で出場を果たし、代表デビューを飾っている。代表帰りで臨んだ第24節では、丁寧なポストプレーでチャンスメイクに貢献したほか、鮮やかなミドルシュートでチームに2点目をもたらすなど勝利の立役者となっている。
現在A代表の攻撃陣と言えば、海外クラブで主力を張る選手たちが熾烈な序列争いを繰り広げている。先月まで行われていたW杯2026アジア最終予選のメンバーを見ても、国内組からその中に食い込むのは極めて難しいと言わざるを得ない。それでも候補として生き残るため、宮代には今季も二桁ゴールの達成とチームを3連覇に導く活躍が求められるのは間違いない。

ジャーメイン良(サンフレッチェ広島)
今大会でA代表に初選出され、初戦の香港戦で代表デビューを飾ったFWジャーメイン良。30歳と遅咲きのデビューではあったが、その初陣は鮮烈なものとなった。開始早々に先制点を挙げると、26分間で計4つのゴールを挙げる活躍で大勝に貢献。優勝決定戦となった韓国戦では決勝ゴールを挙げるなど大会を通して5ゴールを挙げ得点王にも輝いた。
所属するサンフレッチェ広島では、ここまで4ゴール。昨季ジュビロ磐田でマークした19ゴールの実績を踏まえればやや物足りない数字だが、チャンスメイクなどの貢献度は高い。第24節アルビレックス新潟戦でも、開始早々に積極的なシュートから先制点のきっかけを作り、さらに追加点の場面では柔らかいボールタッチでゴールに関与するなど調子の良さが窺えた。
E-1選手権の活躍が大きなアピールとなったジャーメイン。前回大会で得点王となったFW町野修斗(ホルシュタイン・キール)と同様、W杯へとつなげることができるか。Jリーグでの活躍に期待が集まる。
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