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【日本代表】E-1選手権メンバー23人を国内組から徹底予想!

紺野和也(左)細谷真大(中)高井幸大(右)写真:Getty Images

2024年9月から2025年6月10日まで行われていたFIFAワールドカップ(W杯)アジア最終予選。日本代表はグループCの10試合を終え、7勝2分1敗と安定した戦績で本大会出場を決めている。ラスト2試合となった6月5日のオーストラリア戦と10日のインドネシア戦に向けては、Jリーグからも多くの選手が初選出されるなど新たな試みも多く見られた。

W杯本大会の最終メンバー選考に注目が集まるのは間違いないが、特にJリーグファンから注目されているのが、7月に韓国で開催される東アジアE-1サッカー選手権に向けたメンバー選考だ。過去この大会は、FIFAの定める国際Aマッチデーに当たらないことから主に国内組が招集されてきた。そして今回も、Jリーグで活躍する選手たちにとっては、W杯本大会前にアピールできる重要な場として位置付けられる。ここでは、そんなE-1選手権に臨む日本代表について招集メンバーを予想する。人数は、すでに招集が発表されているなでしこジャパンに準じて23名とする。


大迫敬介 写真:Getty Images

ゴールキーパー

  • 大迫敬介(サンフレッチェ広島)
  • 早川友基(鹿島アントラーズ)
  • 小島亨介(柏レイソル)

ゴールキーパーは最終予選中、主に鈴木彩艶(パルマ)が先発で起用され、国内組から招集されていた大迫敬介や谷晃生(町田ゼルビア)はなかなか出番のないゲームが続いた。最後の2試合で両者ともに機会を与えられたが、序列で言えば鈴木の立ち位置を揺るがすことは難しいだろう。とはいえ、国内組のみで代表メンバーを選出するとなれば、そのほかの候補も挙がってくる。特に今季のJ1上位勢守護神には、十分にその資格があると言えよう。

J1で首位を走る鹿島アントラーズの早川友基は、2023シーズン以降若くして守護神の座を掴み今季も変わらず最後の砦として役割を全うしている。現時点でリーグ最多のセーブ総数が示す通り、高いセービング力が大きな売りで、年々頼もしさを増している印象だ。

もう1人候補として挙げられるのが柏レイソルの小島亨介だ。今季アルビレックス新潟から柏へ加入し、移籍初年度から定位置を確保。守備はもちろん足元の技術にも定評があり、つなぐ技術で言えば国内で活躍するGKのなかでも屈指の存在と言えよう。国内組からは大迫、谷という2選手を選ぶことが多くなっているが、他の国内組を試す上でも今大会は絶好の機会と言えるのではないだろうか。


高井幸大 写真:Getty Images

センターバック

  • 荒木隼人(サンフレッチェ広島)
  • 古賀太陽(柏レイソル)
  • 鈴木淳之介(湘南ベルマーレ)
  • 高井幸大(川崎フロンターレ)
  • 中谷進之介(ガンバ大阪)

最終ラインには、過去に代表経験を持つ選手たちを選出した。これまで最終予選では3バックをメインに戦ってきたことから、今大会でも国内組版の3バックが予想される。まず、守備陣の統率を任せられる選手として古賀太陽と中谷進之介を挙げたい。古賀は今季柏で全試合にスタメン出場中。昨季17位と残留争いに苦しんだチームの立て直しにも貢献しており、後方からの効果的な縦パスなどで試合の流れを作ることも可能な選手だ。中谷は昨季新天地として選んだガンバ大阪を低迷から救い出した存在であり、今季も変わらず守備の中心にいることから、国内組の中でも高い評価を受けているのは間違いない。

次に、若手で短期決戦での成長も期待できる選手として、6月シリーズにも招集されていた高井幸大と鈴木淳之介を推す。高井はすでに代表でもなくてはならない存在となりつつあり、20歳とは思えない落ち着いたプレーで主軸として期待できる。鈴木も初招集で初出場となった6月10日のインドネシア戦で落ち着いたプレーを披露しており、クラブでの活躍もあって評価はさらに上がったことだろう。古賀と同様、前方への配給能力が高い点も含めて十分に招集が見込める選手だと言えよう。

最後にもう1人、高さ対策という意味合いも込めてサンフレッチェ広島の荒木隼人を選出。ゴール数なども考慮すれば、アビスパ福岡の安藤智哉も十分に候補入りするのだろうが、前回大会を経験していることから同様の強みを持つ荒木を選んだ。

ただし、一部で海外移籍が報じられている高井は、動向によって招集が見送られる可能性もある。その場合は安藤あるいは町田ゼルビアで活躍する岡村大八といった選手たちに機会が回ってくるのではないだろうか。


俵積田晃太 写真:Getty Images

ウイングバック

  • 俵積田晃太(FC東京)
  • 東俊希(サンフレッチェ広島)
  • 三浦颯太(川崎フロンターレ)
  • 濃野公人(鹿島アントラーズ)

最終予選中、多くの試合で3バックを用いたことから、今大会でもウイングバックを置く布陣が考えられる。その上で、国内組からは4選手を挙げたい。

まずは6月シリーズにも選出された俵積田晃太。アピールの時間は限られたが、インドネシア戦ではゴールにも関与するなど一定の評価を得る活躍は示せたことから、連続での選出が期待できる。次にパスやクロスでのチャンスメイクに定評のある東俊希も候補として挙げられる。昨季は2ゴール8アシストの数字も残しており、今季も上位クラブの主力を務めていることから評価は高いだろう。

数字の面では、昨季ルーキーながら強烈なインパクトを残した濃野公人も選出に値する。昨季はサイドバックながらも9ゴールをマークしており、十分に選出はあり得る。最後に川崎フロンターレの三浦颯太を挙げたい。昨年元日のタイ戦で代表デビューを飾っており、以降代表での出場はないもののクラブでは今季ここまで5アシストをマーク。第20節で先発にも復帰していることから招集の可能性はあると言えよう。

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名前:大島俊亮
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