Jリーグ

ギネス認定・小林悠に続くのは誰?J1途中出場得点ランキングトップ10

小林悠 写真:©KAWASAKI FRONTALE

2025年4月13日、川崎フロンターレのFW小林悠が「J1リーグにおける途中出場選手の最多得点数」を記録したとしてギネス世界記録に認定された。

小林は2024年10月18日に開催された明治安田J1リーグ第34節川崎フロンターレvsガンバ大阪にて、1点を追う状況のなか途中出場し同点ゴールをマーク。同選手が途中出場で挙げた通算28得点となった。これにより、過去にセレッソ大阪などでプレーし現在は解説者として活躍している播戸竜二氏が持つ27得点の記録を抜き、歴代1位に躍り出た。

さらに小林は同年11月22日に行われた浦和レッズ戦でも途中出場から得点し、同記録を「29」へと伸ばした。これにより、途中出場選手の最多得点記録保持者として認定された。この数字には届かないものの、途中出場から得点し活躍している選手は他にもいる。ここでは、J1リーグにおける途中出場選手の得点ランキングトップ10を一挙紹介する。

※2024シーズン終了時点のデータ参照


高木俊幸(浦和レッズ所属時)写真:Getty Images

第10位タイ:15ゴール

高木俊幸、李忠成、大久保嘉人、ドウグラス・ヴィエイラ、横山貴之

第10位には5選手がランクイン。まずは2024シーズンまでジェフユナイテッド千葉でプレーし、今年から関東リーグ1部の東京ユナイテッドに加入したFW高木俊幸。各所属チームで途中出場からのゴールやアシストを記録しており、“最強のジョーカー”として何度もチームを救ってきた。

続いて、サンフレッチェ広島や浦和レッズ、日本代表でも活躍した李忠成氏(2023年現役引退)。浦和時代、途中出場が多いなかで2016シーズンには10ゴールを挙げ年間1位。2ステージ制だった当時のJ1でチームを2ndステージ優勝に導く活躍を見せている。2011年には日本代表としてAFCアジアカップに出場。オーストラリア代表との決勝戦では、豪快な左足のボレーシュートで得点を挙げ120分にわたる激闘を制した。この活躍は日本サッカー史に伝説の1ページとして刻まれている。

ほかにも、川崎所属時代にJリーグ史上初となる3年連続(2013-2015)得点王に輝いた大久保嘉人氏(2021年現役引退)や広島で133試合34得点を挙げたドウグラス・ヴィエイラ(2024シーズンで契約満了)、豊富な運動量と切れ味鋭いドリブルで相手DFを翻弄した横山貴之氏(2003年現役引退)が15ゴールの記録でランクインしている。


渡邉千真(松本山雅所属時)写真:Getty Images

第8位タイ:17ゴール

渡邉千真、長谷川祥之

第8位には現在東京都社会人リーグのSHIBUYA CITY FCに所属しているFW渡邉千真や鹿島アントラーズのレジェンド長谷川祥之氏(2003年現役引退)の2名がランクイン。

1人目の渡邉は2009年に横浜F・マリノスでプロデビューを果たすと、同年に13得点を挙げて新人王に輝いた。この活躍もあり、翌年には日本代表に選出されるなど飛躍した。

同記録保持者の2人目は現在鹿島でスカウトを務めている長谷川氏。現役時代、本田泰人氏やジーコ氏らと共にJリーグ開幕当初の鹿島を支えた功労者の1人である。同氏がゴールを決めた試合で34連勝の記録もあり、「長谷川がゴールを決めれば負けない」という不敗神話は多くのサッカーファンの脳裏に焼きついていることだろう。


林丈統 写真:Getty Images

第6位タイ:18ゴール

阿部吉朗、林丈統

第6位にはFC東京や湘南ベルマーレで活躍した阿部吉朗氏(2015年現役引退)とジェフユナイテッド千葉などで活躍した林丈統氏(2013年現役引退)の2名がランクイン。

流通経済大学からの初Jリーガーである阿部氏は、2002年にFC東京でプロデビュー。その後は怪我の影響などもあり複数クラブを転々とするが、出場機会が限られる中でも得点力を発揮しており、2009年には当時J2だった湘南をJ1へと導いた。

林氏は2003シーズンに千葉を率いていたイビチャ・オシム監督から「日本で1番才能のあるストライカー」と評される一方、スタミナ不足の懸念も。2005年には6年ぶりにフル出場したJ1第23節東京ヴェルディ戦で決勝点を挙げ「世界の奇跡」と呼ばれている。

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名前:Yusuke Sueyoshi
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