
スコティッシュ・プレミアシップのセルティックで活躍を続ける日本代表FW前田大然が、批評家の評価を覆している。かつて同クラブの中心選手として活躍し、現在はスコットランドのBBCなどで解説を務めるジョン・コリンズ氏が、自身の見解が誤りだったと認めた。
セルティックは今2024/25シーズン、ブレンダン・ロジャーズ監督のもとで国内リーグを支配し、ヨーロッパでもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも躍進した。前田はその中で中心選手となり、シーズン通算27ゴールを記録しており、安定した活躍を見せている。
コリンズ氏は、3月10日のスコティッシュカップ、ハイバーニアン戦(2-0)前にセルティックの攻撃陣について言及し「前田、FWニコラス・キューン、FWジョタの3人は全員が得点できる選手だ」と『BBCラジオ・スコットランド』で語った。その上で、前田について「2年前に彼がセルティックで25~30ゴールを決めるストライカーになるとは思わなかったが、完全に予想を覆された」と発言している。
前田の最大の強みは、ゴールを決める能力だけでなく、驚異的なワークレートにあると同氏は指摘する。「彼はチームのために絶えず走り、決定機に何度も顔を出す。だからこそ、これだけの結果を残している」と語った。
そのハイバーニアン戦では39分に得点を挙げた前田。前田のスプリントに相手選手も圧倒され、ハイバーニアンのDFルイス・ミラーが「前半は前田に走り回られて息が上がってしまった」と振り返った。これこそが前田の持ち味であり、今シーズン彼がセルティックのキープレイヤーとして欠かせない存在になっている理由だろう。
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