
浦和レッズ所属MF渡邊凌磨は、2月22日に行われた明治安田J1リーグ第2節の京都サンガ戦で負傷。一部情報筋で戦線離脱の可能性が取りざたされるなか、主審の判定や京都所属FWラファエル・エリアスのプレーが批判の的に。Jリーグのファウル判定基準変更に対する異論も湧き起こっている。
ファン・サポーターの間で話題になっているのは、前半6分のシーン。渡邊がセンターサークル内でボールを収めようとした際、背後からエリアスに激しいコンタクトを受けると、右足首を押さえてピッチに倒れ込む。
試合は浦和のフリーキックで再開も、ピッチで治療を受けた渡邊は、足を引きずりながらサイドラインへ。プレー続行不可能と判断され、14分にMFサミュエル・グスタフソンとの交代で試合から退いた。
渡邊に対するファウル、同選手の負傷退場を巡っては、主審がエリアスにカードが提示しなかっただけに、ネット上で「なぜカードを出さないのか」「あのタックルにカードを出さないと、さらに怪我人増えるぞ」など、審判の判定に対する異論が。エリアスに対する攻撃的なメッセージや、一部のファン・サポーターは京都側のプレーの荒さを指摘している。
Jリーグの野々村芳和チェアマンは、明治安田Jリーグ2025シーズン開幕前に「コンタクト(接触)の強さと深さの向上」、「アクチュアルプレーイングタイム(APT)の増加」を目標に、ファウルの判定基準に変更を加える方針を打ち出している。
ただ渡邊の負傷を受けて、ネット上では「APTを増やすための弊害がすごそう」「何でも欧州にあわせる必要はないのでは」「Jリーグは審判の判定基準について説明すべき」など、Jリーグに対する厳しい意見も。選手ファーストを望むファン・サポーターが一定数存在するだけに、ファウルの判定基準の変更を巡る議論も白熱している。
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