Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

札幌・岩政大樹監督解任論巡り賛否。熊本戦完敗でJ2残留目標という声も

岩政大樹監督 写真:Getty Images

 北海道コンサドーレ札幌は2月23日に行われた明治安田J2リーグ第2節で、ロアッソ熊本に0-3で敗北。J1昇格を目標に掲げるなか、開幕から連敗スタートとなっただけに、早くも一部から岩政大樹監督解任を求める声が湧き起こっている。

 2018年から7シーズンにわたるミハイロ・ペトロヴィッチ前監督の長期政権に終止符を打った札幌。2024シーズンにJ2降格という結果に終わると、前任者と同じくポゼッションスタイルを掲げる元鹿島アントラーズ指揮官の岩政氏を招へいした。

 2024シーズン終了後の移籍ウィンドウでは、MF菅大輝、MF駒井善成らに契約満了を通達したほか、MF浅野雄也ら複数選手を放出。大幅な戦力ダウンが心配されるなか、ベルギー1部KVコルトレイクからMF高嶺朋樹を獲得したことにより、周囲からの注目を集めた。

 高嶺主将、岩政新監督の体制で迎えた2025シーズンだが、2月16日開催のJ2開幕節で大分トリニータに0-2で敗北。大分戦からスタメンを6人入れ替えて臨んだ熊本戦では、大卒ルーキーのFW半代将都、MF渡邉怜歩らにゴールネットを揺らされたほか、攻撃陣も不発に終わった。

 この連敗スタートを受けて、ネット上では「札幌は岩政監督解任ありそう」「岩政監督はリアクションサッカーに対する手立てがあまりにもない」「熊本に完敗してるようじゃ1年でJ1復帰は無理」といった厳しい声が。ただ一方で「選手間でのやり取りが雑でチャンス潰してピンチ増やしていたという印象だから、岩政監督解任はちょっと違う」「10試合くらい様子を見るべき」など時期早々という意見も。「J2残留が現実的な目標」といったコメントも相次いでおり、Xでは一時「J2残留」がトレンド入りしていた。