Jリーグ ガンバ大阪

山田康太離脱のガンバ大阪、ヒュメット獲得が正式決定。移籍金額巡り議論白熱

ガンバ大阪 写真:Getty Images

 MF山田康太に不適切なSNSの使用による他者への迷惑行為があったとして、同選手のチーム離脱を公式発表したガンバ大阪。攻撃力の低下を心配する声が挙がるなか、スウェーデン1部ユールゴーデンIFからトルコ人FWデニス・ヒュメットを獲得することが正式決定した。

 現在28歳のヒュメットは、身長189cmで右利きのセンターフォワード。スウェーデン1部強豪のマルメFFの下部組織出身であり、スウェーデン、フランス、トルコ国内でプレーしたほか、U21トルコ代表選出の実績を持っている。

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 2024年2月にカルマルFFからユールゴーデンIFへ完全移籍すると、同シーズンのスウェーデン1部リーグ戦で14ゴールを挙げるなど、湘南ベルマーレ下部組織出身のDF小杉啓太とともに主力選手として活躍。UECLでも、全12試合中11試合のスタメン出場で6ゴール2アシストと結果を残していた。

 そんなヒュメットの去就を巡っては、1月下旬からG大阪移籍の可能性が断続的に報じられると、スウェーデンメディア『fotbolldirekt』が2月20日に「ユールゴーデンIFはヒュメットをG大阪へ放出することで合意」と報道。「G大阪は2300万スウェーデン・クローナ(約3億2000万円)を支払うが、ボーナスは500万スウェーデン・クローナ(約7000万円)」と移籍金額もあわせて伝えている。

 するとユールゴーデンIFも22日になって、ヒュメットのG大阪移籍を公式発表。これによると、同選手は23日の公式戦でプレーせず、今週にも来日してメディカルチェックを受ける予定だという。

 山田の離脱、FW林大地の長期離脱と、攻撃陣の選手層でやや不安を抱えているG大阪。ヒュメットの獲得を巡っては、移籍金額が最大4億円規模にのぼるとみられることから、獲得の是非を巡って賛否含めて様々な意見が湧き起っているが、同選手の加入により不安点が解消されることを期待したいところだ。