
サンフレッチェ広島所属のU20日本代表MF中島洋太朗は、2月8日に国立競技場で開催されたFUJIFILM SUPER CUP(富士フイルム杯)のヴィッセル神戸戦で好プレーを連発。AFC U20アジアカップを間近に控えるなか、神戸戦でのパフォーマンスを受けて、海外移籍を可能性を指摘する声が欧州方面から挙がっている。
現在18歳の中島は、2023年9月に17歳4か月という若さで広島トップチームとプロ契約を締ぶと、2024シーズンはJ1リーグ戦で12試合に出場したほか、DFチェイス・アンリ擁するVfBシュツットガルトとの親善試合でプロ初ゴールをマーク。国内屈指の有望株として注目を浴びるなか、神戸戦では類まれなパスセンスを発揮。チームメイトや日本代表OBの柿谷曜一朗氏など、周囲からの称賛は止まない。
そんな中島には、オランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストであるジェラルド氏も関心を寄せている模様。神戸戦の試合中にXでこう綴っている。
「彼は今日(神戸戦)のようなプレーを続けるならば、日本で長くプレーすることはないだろう。広島でこれだけのプレーを半年も続けるとなれば、欧州移籍は確実だ。落ち着きと洞察力が素晴らしい。パスも美しく、実に才能豊かな選手だ!」
なお中島の去就を巡っては、ケルンの専門サイト『GEISSBLOG』が2025年1月3日、独自に入手した情報として「ケルンは中島の獲得に興味」とリポート。これによると、同クラブの若手コーチ数名が以前、広島とのパートナーシップ提携の一環として来日した際、同選手のパフォーマンスを評価したほか、選手本人もドイツでケルンのトライアルトレーニングを受けたことがあるという。
その一方で『GEISSBLOG』は「中島と広島の契約は2027年まで残っている」とした上で、「おそらく中島の獲得は、2025年夏まで難しい」と見解を披露。ケルンが用意する移籍金額を「6桁なかば」、日本円にして100万ユーロ(約1億6000万円)未満としている。
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