
昨2024シーズンまでヴィッセル神戸のキャプテンを務めていたMF山口蛍や横浜F・マリノスの主力であったDFエドゥアルドがV・ファーレン長崎へ完全移籍したほか、12月までKVコルトレイク(ベルギー1部)に所属していたMF高嶺朋樹が古巣の北海道コンサドーレ札幌へ移籍するなど、ビッグネームが数多くプレーする事もあり、例年以上に注目度が高まりそうな2025シーズンの明治安田J2リーグ。
ここでは、今オフJ2クラブに移籍した選手の市場価値ランキングTOP5をプレースタイルやこれまでの活躍ぶりと共に紹介していく。(データサイト『Transfermarkt』より、日本円は1月22日時点のレート換算)

5位:MF高嶺朋樹(北海道コンサドーレ札幌)
- 市場価格:700k€(約1億1,200万円)
- 前所属クラブ:コルトレイクSV(ベルギー1部)
- 昨季成績:公式戦21試合出場
J2に降格した北海道コンサドーレ札幌に3年ぶりの復帰を遂げたMF高嶺朋樹が第5位にランクイン。現在27歳の高嶺だが、U-12からU-18まで札幌のアカデミーでプレーしていた。その後は筑波大学へ進学し、2020年に古巣である札幌のトップチームに入団。2022年まで3シーズン過ごした後、柏レイソルへ完全移籍し、翌2024年7月にはコルトレイクSVへ移籍のためベルギーへと渡っていた。
札幌の公式サイトで「覚悟をもってコンサドーレに帰ってきました。1年でJ1に戻れるように自分の力を発揮したいと思います。応援よろしくお願いします」とのコメントを発表した高嶺。J1復帰を目指す札幌に頼もしい男が帰ってきた。

4位:FW豊川雄太(大宮アルディージャ)
- 市場価格:750k€(約1億2,000万円)
- 前所属クラブ:京都サンガ
- 昨季成績:公式戦28試合出場5ゴール
第4位にはFW豊川雄太がランクイン。2022シーズンに京都サンガのJ1残留に貢献した豊川は、2017/18シーズンにも当時所属していたベルギー1部のKASオイペンで奇跡的な活躍を見せている。リーグ最下位で迎えた最終節、途中出場からハットトリックを決め3ゴール1アシストと躍動し、降格危機に瀕していたチームを見事残留へと導いた。
現在30歳の豊川は2013年に熊本県立大津高校を卒業後、同校で同期のDF植田直通と共に鹿島アントラーズへ入団。2016年から2シーズンはレンタル移籍したファジアーノ岡山(当時J2)で、持ち前の推進力や抜群のシュートセンスを武器に得点を量産し、国内外のクラブから関心が向けられた。2018年にはベルギーのオイペンへ移籍し勝負強さを発揮。その後、セレッソ大阪、京都サンガを経て2025シーズンからJ2に昇格した大宮アルディージャに加入した。大宮の長澤徹監督とは2017年まで岡山時代を共にしており、久し振りの再タッグも楽しみだ。
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