
寒さを吹き飛ばす熱戦が繰り広げられた第103回全国高校サッカー選手権大会。1月13日には国立競技場(東京)で決勝戦が行われ、前橋育英高校(群馬県)と流通経済大学付属柏高校(千葉県)が対決した。試合は1-1で拮抗し延長戦へ突入。しかし、それでも決着がつかずPK戦では両チーム5人全員が成功しサドンデスへとなだれ込む展開に。最終的に10人にまで及んだPKを9-8で制した前橋育英が7大会ぶり2度目の優勝を果たした。
今大会を振り返ると、イングランド1部のサウサンプトンへ入団が内定している日章学園高校(宮崎県)のFW高岡怜颯や来季J1へと昇格する清水エスパルスへの加入が内定している大津高校(熊本県)のMF嶋本悠大などプロチーム内定者に大きな注目が集まっていた。高岡は今大会2試合で4得点(ハットトリック1回含む)を記録し大会得点ランキング2位に輝くなど期待通りの活躍をみせた。
そんな中、彼らを上回るプレーでインパクトを残したニューヒーローも数多く誕生している。ここでは、大会中に大きく株を上げたと感じる5選手を紹介していく。

MF白井誠也(前橋育英高校)
1人目は今大会で最も株を上げたと言っても過言ではない前橋育英のMF白井誠也(2年)。身長165cm体重58kgと小柄ながら初速の速さで相手を置き去りにすることができる快速ドリブラー。ボールの置き所や瞬発力で対峙した相手DFを手玉に取ってきた。
なかでも印象的だったのが、東福岡高校(福岡県)との準決勝で見せた3点目のシーン。白井は後半からピッチに投入されると、13分に自陣で拾ったこぼれ球を回収。相手が奪いに来たところを華麗なターンで交わしてドリブルを開始すると、相手DFを背負いながら右サイドに走りこんでいたFWオノノジュ慶吏(3年)にパスを送る。オノノジュからのリターンパスを白井がゴール左隅に流し込み約31,000人の大観衆を沸かせた。
まだ2年生の白井。今後も高円宮杯プレミアリーグEASTをはじめ、夏のインターハイや来冬の選手権大会と大舞台での活躍に期待がかかる。

DF幸田爽良(流通経済大学付属柏高校)
2人目には今大会の千葉県予選が終わるまで流通経済大柏高校のBチームでプレーしていたDF幸田爽良(3年)を挙げる。センターバックやサイドバックとDFならどのポジションでもタスクをこなすことが出来るプレーヤーだ。
予選後の11月に行われたプレミアリーグEASTにおいて、インターハイ王者である昌平高校(埼玉県)との試合で初めてスタメンに抜擢された幸田は、1対1の強さを遺憾なく発揮。チームは強力なアタッカー陣を擁する昌平相手に見事完封勝利を収めた(3-0)。
途中出場ながら強靭な攻撃陣を前に対人の強さを見せつけ、守備職人としてチームに大きく貢献した幸田。流通経済大柏の躍進を語る上では欠かせないニューカマーとなった。
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