全世界で視聴者数が35億人を超えるサッカーは、間違いなく最も人気のあるスポーツの1つだ。ビッグクラブやハイクオリティな選手、そして世界的な企業のスポンサー契約が揃うサッカーシーンは、非常に収益性の高いスポーツとして成長を遂げた。
男子サッカー分野では、日々歴史を塗り替える数百万ドル規模の移籍金や契約が話題になっているが、ここでは女子サッカーに焦点を当ててみたい。2024年の世界の女子サッカー選手の最高年俸ランキング、トップ10を紹介しよう。1位に輝いたのは?日本人選手はランクインしたのか?
10位:トリニティ・ロッドマン(アメリカ)
2024年のパリ五輪で、優勝アメリカ女子代表の決勝ゴールを決めた注目の若手FWトリニティ・ロッドマン(ワシントン・スピリット)が10位にランクインした。代表とクラブで重要な役割を果たすロッドマンは、契約更新時に約28万1千ドル(約4,417万円)の年俸を獲得。父は元プロバスケットボール選手のデニス・ロッドマンで注目度は高く、ピッチ外での収入を加えると多くの有名選手を凌駕していると言われている。
9位:クリスティン・シンクレア(カナダ)
2023年に40歳にしてカナダ女子代表から惜しまれつつ引退したFWクリスティン・シンクレアだが、現在41歳にして、所属クラブのポートランド・ソーンズでは引き続き重要な役割を果たし、年間約36万ドル(約5,650万円)を稼ぎ出している。キャリア終盤にこれほどの額を稼ぎ出していることは称賛に値するだろう。
8位(6位タイ):マロリー・スワンソン(アメリカ)
アメリカ女子1部ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)とアメリカ女子代表のスター選手であるFWマロリー・スワンソンもこのランキングに名を連ねた。2025年にチーム名が変わったシカゴ・スターズ(旧シカゴ・レッドスターズ)から約40万ドル(約6,300万円)の年俸を受け取っている。
7位(6位タイ):マルタ(ブラジル)
「年齢はただの数字」と教えてくれるのがブラジルの38歳のレジェンドFWマルタだ。2024年4月にブラジル女子代表からの引退を正式に発表したが、所属クラブのオーランド・プライドでは未だ勢いを維持している。最近では、同クラブをNWSLシールドとNWSLチャンピオンシップ制覇に導いた。年収は約40万ドル(約6,300万円)と伝えられている。
6位:アーダ・ヘーゲルベルグ(ノルウェー)
2018年に女子バロンドール初受賞の栄誉を勝ちとったノルウェー女子代表のFWアーダ・ヘーゲルベルグ(オリンピック・リヨン)。リヨンですでに9年以上プレーしているヘーゲルベルグは、最近クラブから新契約を提示された。正確な年俸は公表されていないものの、約40万ドル(約6,300万円)を受け取っているとされている。
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