ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)は、ジェフユナイテッド千葉から2024シーズンのJ2得点王であるFW小森飛絢を獲得することが決定的に。STVV幹部が補強計画の一部を明かしたが、現地メディアから同クラブの問題点を指摘されている。
STVVは2024年夏に日本代表DF谷口彰悟やパリ五輪U23日本代表GK小久保玲央ブライアンを獲得したものの、開幕ダッシュ失敗により、9月はじめに監督交代。フェリス・マズー監督の招へいで巻き返しに成功も、11月8日のリーグ戦で日本代表DF谷口彰悟がアキレス腱を断裂してから急失速。第20節終了時点で4勝7分9敗と、16クラブ中14位に沈んでいる。
ベルギー紙『HBVL』は1月5日、STVVの補強について「小森の獲得で合意。彼はメディカルチェックと正式契約を残すのみ」と報道。2024シーズンのJ2で23ゴールと結果を残した日本人ストライカーを迎え入れることが確実だというが、同クラブのスポーツディレクターであるアンドレ・ピント氏は、同紙のインタビューでこう語ったという。
「我々はこの状況を真剣に受け止めている。勝ち点を見ればあり得ないことだが、フェリス・マズー監督が就任して以降はポジティブな結果も見られている。シーズン前半戦は、運が味方してくれることはほとんど無かったが、的を絞った補強をすれば、順位を上げることができると考えている」
大型補強は行わない姿勢を覗かせたピント氏だが、『Voetbal』は「STVVは小森との契約を控えているが、センターバックの補強も必要。彼らはまだ準備ができていない」と指摘。長期離脱中の谷口にかわる選手の獲得を求めている。
なお『HBVL』は2024年12月17日の時点でセンターバックを補強ポイントに挙げた上で、サンフレッチェ広島DF荒木隼人の獲得に動く可能性を報道。ただ同選手はすでに広島と2025シーズンの契約更新で合意している。
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