Jリーグ 柏レイソル

浦和レッズ、サヴィオの移籍金5億円弱。柏レイソルの収入3億円程度であるワケ

マテウス・サヴィオ 写真:Getty Images

 柏レイソルは1月3日、ブラジル人MFマテウス・サヴィオが浦和レッズへ完全移籍すると公式発表。巨額の移籍金収入が見込まれるが、全額が柏に支払われるわけではないようだ。

 サヴィオの去就を巡っては、中国メディア『捜狐』が2024年12月30日、同国1部の上海海港が浦和との争奪戦に敗れたと報道。「(元横浜F・マリノス指揮官の)ケビン・マスカット監督をはじめ、コーチングスタッフが数カ月前から注目していたトップターゲットだったが、浦和が高額オファーを提示。結局、浦和が契約解除金満額を支払う形で獲得した」と伝えている。

 サヴィオ本人が2024年3月、ブラジルメディア『グローボ』のインタビューで、柏との契約を2026シーズン終了後まで残していることを明かしていただけに、ネット上では柏の設定している契約解除金が高額だと話題になっている。

 そんななか、ブラジルの移籍市場に詳しいヴェネ・カサグランデ記者は4日、サヴィオの浦和移籍を特集。「浦和は契約解除金として300万ドル(約4億7000万円)を支払った」と報道。ただ、契約解除金の30%(90万ドル:約1億4000万円)は同選手の元所属クラブであるブラジル1部CRフラメンゴに支払われるとのこと。柏の収入は210万ドル(約3億3000万円)程度にとどまるという。

 現在27歳のサヴィオは、2019年7月にフラメンゴから柏へ移籍。2023シーズンにJ1リーグ31試合の出場で7ゴール10アシストをマークすると、2024シーズンは全試合出場で9ゴール7アシスト。Jリーグベストイレブンを受賞している。