V・ファーレン長崎は1月2日時点でMFマテウス・ジェズスやMFマルコス・ギリェルメら全外国籍選手の契約更新・退団を公式発表していない。そんななか、ブラジル人DFヴァウドの退団が正式決定している。
現在32歳の同選手は、2020年にセアラーSCから清水エスパルスへ完全移籍。清水在籍3年間でJ1リーグ通算70試合に出場し7ゴールをマークも、2022シーズンはコンディション不良により8試合の出場にとどまっていた。
清水のJ2降格もあり、長崎へ移籍したヴァウド。ただ加入1年目にJ2リーグで13試合の出場にとどまると、2024シーズンも怪我の影響で状態が上がらず、10試合の出場に。残留待望論が湧き起こる一方、マテウスやギリェルメの活躍、外国籍選手の登録枠の兼ね合いにより退団を予想する声も挙がっていた。
長崎は1月3日8時の時点でヴァウドの去就について発表していないが、ブラジル2部パイサンドゥSCは日本時間3日朝、同選手の獲得合意をアナウンス。本人は数日以内に現地入りし、メディカルチェックを受けた上で正式契約を結ぶ見込みだという。
なおパイサンドゥは2024シーズンのブラジル2部リーグで13位と、かろうじて残留。FWパウリーニョ・ボイア(元京都サンガ)が在籍しているが、同選手は東京五輪U23日本代表FW山田楓喜(東京ヴェルディ)とともに、ポルトガル1部CDナシオナルへの移籍が決定的だという。
ファビオ・カリーレ監督の二重契約問題で、ブラジル1部昇格組サントスの声明に反発し、国際サッカー連盟(FIFA)へ提訴していた長崎。同クラブを相手に、パイサンドゥの“フライング発表”が日本国内で議論を呼びそうだ。
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