徳島ヴォルティスからブラジル1部コリンチャンスへ期限付き移籍中のブラジル人DFカカは、12月26日までにコリンチャンスへの完全移籍が決定。買い取り義務の発生により、徳島に支払われる金額は6億円以上にのぼるという。
ブラジルメディア『Meu Tiamo』が26日に伝えたところによると、カカは2024年8月に「出場時間2200分」という条件を達成。これにより、コリンチャンスは保有権の60%として200万ドル(約3億1500万円)を支払うことが確定したという。
さらに11月には「出場時間3150分」という条件も満たし、保有権30%として200万ドルを追加で支払うことに。コリンチャンスには「保有権90%の取得で400万ドル(約6億3000万円)の支払い」という義務が発生しているが、両クラブは分割払いで合意している模様。2025年1月までに1回目の支払いが完了する見込みだという。
現在25歳のカカは、2023シーズンに徳島で構想外となり、同年7月にアトレチコ・パラナエンセへ期限付き移籍。2024年3月にアトレチコを退団し、コリンチャンスへ加入すると、ブラジル1部リーグでほぼ全試合スタメン出場。残留争いのなか、4ゴール1アシストと主力センターバックとして結果を残していた。
なおカカと徳島の契約内容については、『グローボ』など複数のブラジルメディアが「4年契約で総額200万ドル(当時約2億3000万円)」と報道。移籍金は640万レアル(当時約1億3000万円)とみられていたが、『Meu Tiamo』の報道内容を踏まえると、徳島はコリンチャンスへの完全放出により、獲得時以上の金額を回収する見込みだ。
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