
スペインの強豪レアル・マドリードが、イタリアの名門ミランの左サイドのスペシャリストであるフランス代表DFテオ・エルナンデスの獲得を視野に入れているとの噂がここ数日で注目を集めてきた。そんな状況の中、12月16日に行われた代理人との会談で、ミラン側とエルナンデスの間で契約延長に向けた前向きな進展があった模様だ。23日、イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
27歳のエルナンデスは、かつてマドリードに所属していた経歴を持っている。ミランとの契約が2026年まで残る中、パウロ・フォンセカ監督との間で不仲が報じられ、去就に注目が集まっていた。
近年セリエAの試合でベンチスタートが続き、元マドリードのDFアレックス・ヒメネスが起用される場面も増えている背景には、フォンセカ監督がテオの練習態度や試合でのパフォーマンスに不満を抱いていることがあったとされる。さらに、同監督がこれをチームメートの前で指摘したことで、両者の間に摩擦が生じたとのことだ。
16日の会談では、エルナンデスも前任のステファノ・ピオリ監督(現アル・ナスル)との関係が現在の状況とは異なると認めつつも、ミランでのプレー続行を希望していることが伝えられた。代理人も「留まる意思は明確であり、契約延長を求めている」とコメントしており、状況は楽観視されているようだ。
一方で、マドリードはバイエルン・ミュンヘンに所属するDFアルフォンソ・デイヴィスの獲得を最優先としているとの報道もあり、その結果次第でエルナンデスへの関心状況が決まるとされている。
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