京都サンガ所属のブラジル人FWムリロ・コスタが、Jリーグでのプレーや日本の生活に言及。新シーズンに向けての手応えも語っている。
かつて2020/21シーズンに日本代表MF久保建英(現レアル・ソシエダ)に替わるアタッカーとしてRCDマジョルカでプレーしたほか、ポルトガル1部ジル・ヴィセンテFC時代にMF藤本寛也(元東京ヴェルディ)のチームメイトだったムリロ。同クラブを契約満了により退団した後、2024年8月に京都へ加入したが、リーグ戦で途中出場7試合、スタメン出場ゼロ。外国籍選手の出場枠を巡る争いで、FWラファエル・エリアスやFWマルコ・トゥーリオらから後れをとった。
ブラジルメディア『365スコア』で12月20日に掲載されたインタビュー記事によると、ムリロは「雰囲気やJリーグのテンポ、プレースタイルやクラブの哲学を理解するのに最初はかなり苦労した。慣れるのに時間がかかることだからね」と、Jリーグの難しさを感じたという。
ただそれでも「この国の文化は素晴らしいし、食べ物や街の雰囲気、日常生活がとても良いね。(日本でのプレーや生活を)本当に楽しんでいるよ」と、日本に対する特別な思いを告白。自身の変化についてこう述べたという。
「日本でプレーするには、つねに(その時の環境等に)適応することが求められると思うね。僕が来日したとき、リーグ戦はすでに終盤戦に入っていたから、そんなに時間がないと思っていた。日陰で45度という日本の気候もあって、ちょっとしたプレシーズンが必要だったけど、ここ6週間は100%の状態だった。大事なのは、日本の環境に慣れたということ。1月には新シーズンにむけて完全に適応しているよ」
2025シーズンへの思いも語ったムリロ。出場機会に恵まれなかったとはいえ、京都残留を視野に入れている可能性も考えられる。ただ一方で、京都には現時点で5人の外国籍選手が在籍。エリアスが完全移籍への移行により残留とブラジル国内で報じられているだけに、ムリロの去就は流動的かもしれない。
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