7度のリーグ・アン優勝を誇るオリンピック・リヨン(フランス1部)だが、およそ5億ユーロという多額の負債が明らかになっている。1月の移籍市場における補強禁止処分と賃金制限を科され、それでも財務状況が改善されない場合は今季終了後のリーグ・ドゥ(2部)降格となる暫定処分が決定している。
リヨンのオーナーを務めるジョン・テクスター氏が1月の移籍市場で戦力の整理を行うと明言しているなかで、フランス『フット・メルカート』によれば、主力選手の1人であるU-23フランス代表FWラヤン・シェルキ(21)にパリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)とリバプール(イングランド1部)が強い関心を持っているという。
バイエル・レバークーゼン(ドイツ1部)も興味を持っているが、上述した2クラブが争奪戦でポールポジションに立っているとのこと。リヨンは2026年夏まで契約を結んでいるフランス人MFに対して移籍金3000万ユーロ(約48億9000万円)を要求するようだ。
リヨン下部組織出身のシェルキは卓越したボールコントロールに強烈な右足シュートを兼ね備える攻撃的MF。16歳だった2019-20シーズンにトップチームデビューを果たすと、今季はここまで公式戦17試合に出場して5ゴール7アシストの数字を残している。
なお、シェルキは自身の去就について「今のところ、まだ2試合残っている。僕がまだここでプレーするかどうかはシーズンの終わりにわかるだろう」とコメント。生え抜きの同選手だが、このような形で下部組織から育ったクラブを離れるのだろか。
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