12月15日にスコットランド・リーグカップの決勝がグラスゴーで行われ、日本代表のFW前田大然とFW古橋亨梧、MF旗手怜央が所属するセルティックがレンジャーズと対戦した。3-3のまま延長戦にもつれ込んだが決着がつかず、PK戦を5-4で制したセルティック。前田は1ゴールを挙げ旗手と共にフル出場し、ともにPK戦でもキッカーを務め成功した。古橋は後半31分までプレーした。
同試合で活躍した前田に対してセルティックの地元メディア『The Celtic Star』は「前田は時にフラストレーションを感じさせる選手かもしれない。しかし、彼はみんなから愛されるキャラクターであり、毎週欠かさずブレンダン・ロジャース監督の下でセルティックのスタメンに名を連ねる理由がある」と称賛し、以下の様に寸評した。
「前田は驚異的なエネルギーと集中力で常に120%以上の力を発揮し、相手にとって悪夢のような存在だ。そのプレーはハードワークだけでなく、ゴールを決める位置取りや冷静な決定力も持ち合わせている。決勝ではゴールを決めたうえ、緊迫したPK戦の最後のキッカーとして成功を収め、セルティックに通算119個目のトロフィーをもたらした。この勝利により、クラブは欧州サッカー史上最多のタイトル数を誇ることとなった」
今2024/25シーズン、前田は得点力を大幅に向上させている。欧州最高峰のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で3ゴール、さらにリーグカップ戦では計6得点を挙げた。すでにセルティックファンの心に特別な存在として刻まれているが、今回の試合でさらにその地位を確固たるものにした。圧巻のパフォーマンスと走り続ける姿がチームを勝利へと導いたのだ。
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