4位(3位タイ):ロナウジーニョ(ブラジル)66ゴール
バルセロナ時代(2003-2008)の全盛期にメッシに多大な影響を及ぼしたブラジルのバロンドール受賞者であるロナウジーニョ(2015年引退)。彼がトレーニングでチームメイトに与えた影響は計り知れないといわれている。メッシがフリーキックの技術を飛躍的に向上させたのもその影響のようだ。
ロナウジーニョの代表的なフリーキックのゴールは、2002年W杯のイングランド戦で決めたもの。当時のイングランド代表のGKデビッド・シーマンをループシュートで破ったこのゴールが偶然か意図的かは今も議論の的だ。独特のカーブとトリッキーながらも高い精度で多くのファンを魅了する魔法のようなフリーキックは、サッカー史に残る名シーンとして、多くの人々の記憶に刻まれている。
3位:ビクトル・レグロッターリエ(アルゼンチン)66ゴール
ロナウジーニョやメッシと並ぶのは、アルゼンチン出身のミッドフィルダー、故ビクトル・レグロッターリエ(1976年引退)。1953年から1976年にかけてアルゼンチン国内クラブで活躍した。代表キャップはないが、そのフリーキック能力で知られていた。さらに、彼はコーナーキックの名手でもあり、生涯で12本、コーナーキックからの直接ゴールを記録している。今2024年86歳で永眠した。
2位:ペレ(ブラジル)70ゴール
3度のW杯優勝を誇る伝説的ブラジル代表選手、故ペレ(1971年引退、2022年没)。生涯ゴール数には諸説あるが、彼のフリーキックゴール数は約70とされている。ペレは生前、自身のフリーキック技術について「フリーキックを蹴るにはちょっとした工夫が必要だ。例えば、ボックスの左側からなら右足、右側からなら左足で蹴るのが良い。そして、キーパーや壁の位置をしっかり確認することだ。壁に背の低い選手がいる場合、そこを狙ってボールを通すことができる」と語った。
1位:ジュニーニョ・ペルナンブカーノ(ブラジル)77ゴール
王様ペレを抑えてトップに立ったのは、元ブラジル代表MFジュニーニョ・ペルナンブカーノ(2013年引退)だ。精度、パワー、カーブの完璧な組み合わせによって、30メートル以上の距離からでも正確にゴールを決める。その能力は、対戦相手にとって常に脅威となっていた。
サッカー史上最も優れたフリーキックの名手として知られているジュニーニョは、フランスのオリンピック・リヨン(2001-2009)でキャリアの全盛期を迎え、リーグ・アンで100ゴールを達成。その多くがフリーキックからのものだった。リヨンが2001/02シーズンからリーグ7連覇を果たした時には、彼のフリーキックが勝負を決定づける試合も多かった。
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