Jリーグ レノファ山口

J2山口、メッシ元同僚をフリー獲得「合意に達した」引退・関憲太郎の後釜

ニック・マルスマン 写真:Getty Images

 レノファ山口は正守護神の関憲太郎が今季限りで現役引退。GK獲得が急務だったが、オランダ2部ローダJC所属GKニック・マルスマンの獲得が決定的に。同選手はかつてMLS(メジャーリーグサッカー)所属インテル・マイアミでFWリオネル・メッシとチームメイトだった。

 2024シーズンのJ2リーグを11位で終えた山口は、すでに志垣良監督の続投が決定。GK陣では、38歳の関が35試合でスタメン出場したほか、残り3試合ではFC琉球時代に正守護神の経験を持つ田口潤人が先発。チェ・ヒョンチャンと糸原紘史郎はリーグ戦で出場機会を得られなかった。

 関の引退によりポジション争いの激化が予想されるなか、オランダメディア『haaglandenvoetbal』は12月4日、山口の幹部がマルスマンの代理人と交渉していると報道。同選手とローダJCの契約期間が2024年12月に満了するため、移籍金ゼロでの獲得が可能とみられていた。

 するとオランダの移籍市場に詳しいジャーナリストのムニール・ブアラン氏は9日、Xを通じて「マルスマンは2024年9月にローダJCと12月までの短期契約を結んでいたが、山口移籍で合意に達した」とリポート。山口と同選手が単年契約を結ぶこともあわせえ伝えたほか、「日本ではFWブライアン・リンセン(浦和レッズ)やFWジェイ=ロイ・フロート(柏レイソル)らオランダ人選手が活躍している」とJリーグについて紹介している。

 現在34歳のマルスマンは、ユトレヒトやフェイエノールトなど、オランダ国内の複数クラブを渡り歩いた後、2021年7月にマイアミへ移籍。マイアミでは2シーズンにわたり在籍したほか、2023年7月中旬から約2週間メッシとともに日々を過ごしていた。

 2023年8月のマイアミ退団以降は、サンアントニオFCやオランダ2部ADOデン・ハーグでプレー。2024年6月にデン・ハーグを退団し、2024/25シーズン開幕直後もフリーの身だったが、9月末にローダJCへ加入。同クラブではしばらく出番が無かったものの、正守護神の負傷離脱に伴い、直近のオランダ2部リーグ戦4試合でフル出場。うち1試合でクリーンシートを達成している。