Jリーグ 松本山雅

J2昇格逃す…松本、霜田正浩監督の解任論噴出!PO富山戦で選手との間に問題も

霜田正浩監督 写真:Getty Images

 松本山雅FCは12月7日に行われたJ2昇格プレーオフ決勝で、カターレ富山に2-2と引き分け。後半の戦術変更や選手交代を巡り、霜田正浩監督への批判が相次いでいるほか、一部のファン・サポーターは同監督の解任を求めている。

 J2昇格PO準決勝で福島ユナイテッドFCに1-1で引き分けた松本は、前半18分にMF安永玲央のゴールで先制すると、同26分にはDF樋口大輝が追加点を奪取。2点リードで前半を終えると、霜田監督は5バックシステムへの変更により逃げ切りを図るも、この采配が裏目に。後半35分に1点を返されると、後半アディショナルタイムの45+3分に同点ゴールを献上。J3リーグ上位の富山に土壇場で引き分けに持ち込まれた。

 自陣低い位置で守備ブロックを作る霜田監督の判断に対して、ネット上では「簡単にクロスを上げさせすぎ」「もっと遅い時間でシステム変更をすべきだった」といった否定的な意見が。「選手が交代を求めているのに、ベンチの判断が遅い」「交代のタイミングを間違えた」などと、交代策を巡り選手と指揮官の間でのコミュニケーションが十分でなかった可能性も指摘されている。

 また指揮官の去就を巡っては、「霜田監督解任で!」「富山戦での采配を見ていたら限界」「リーグ終盤で勝ったから良しじゃない」などと監督交代を求める声が噴出。ただ一方で「松本山雅フロントなら、霜田監督解任じゃなくてPOまで持ってきたこと評価して続投しそう」といった予想も見受けられている。

 富山戦での引き分けにより、4シーズンつづけてJ3の舞台で戦うことになった松本。2023シーズンにつづきJ2昇格を逃しただけに、多くのファン・サポーターはフラストレーションを溜めているようだ。