J1昇格プレーオフ決勝のファジアーノ岡山vsベガルタ仙台は、12月7日に岡山のホームスタジアム(シティライトスタジアム)で開催。4日時点でチケットが完売しているが、相次ぐ高額転売が両クラブのファン・サポーターや関係者などの間で話題になっている。
チケットの一般販売は「Jリーグチケット」にて4日の17時から開始も、岡山にとって史上初のJ1昇格をかけた一戦ということもあり、18時までに完売。ネット上ではチケットを確保できなかったファン・サポーターによる落胆の声が挙がっている。
そんななか、転売仲介サイト大手「チケジャム」では、ビジター自由席(アウェイエリア)で1枚212,042円で販売されるなど、高額転売が横行。通常の100倍以上と常軌を逸した価格も見受けられるだけに、ネット上では「転売ヤーを許さない」「行きたい人が行けないとかありえない」といった批判が噴出。「岡山さん、転売対策してほしい」とクラブに対する注文も相次いでいる。
また仙台のホームゲームで中継ピッチリポーターを務めるフリーアナウンサーの村林いづみさんは、Xで「チケットは届くべき人に届いて欲しい」と投稿。
日本保守党の党員、仙台サポーターの小野正剛氏は「J1昇格プレイオフ決勝戦のチケットを手に入れられなかった皆様、悔しい思いで夜をお過ごしのことと存じます。わたくしもその仲間です」と報告した上で、以下のように綴っている。
「お願いしたいのは転売ヤーからのチケット購入は絶対に辞めてください。心よりお願い申し上げます。日本のサッカー文化を発展させる為に必要なことです。悔しいですが重ねてお願い致します」
J1昇格PO準決勝のV・ファーレン長崎vs仙台でも、チケット転売仲介サイトによる転売行為が確認されるなど、今もなお高額転売が後を絶たない。2025年からチケット発行のシステム手数料などを値上げしたJリーグだが、値上げの目的のひとつに「高額転売対策」を挙げているだけに、より一層の対策強化が求められる。
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