プレミアリーグ リバプール

リバプールはスター選手がレアル・マドリードへ移籍しても「全く問題ない」

トレント・アレクサンダー=アーノルド 写真:Getty Images

 元リバプールのレジェンドであるマーク・ローレンソン氏(1992年引退)が、同クラブを代表するスター選手の1人であるDFトレント・アレクサンダー=アーノルドが2025年夏にスペインの強豪レアル・マドリードへ移籍しても、リバプールは全く問題ないと発言している。

 その理由として、リバプールの若手DFコナー・ブラッドリーの台頭が挙げられている。ブラッドリーは現地11月27日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のマドリード戦(2-0)でFWキリアン・エムバペを完封し、リバプールの勝利に貢献した。アーノルドがベンチスタートとなる中、ブラッドリーはその実力を証明した形だ。

 ローレンソン氏はブラッドリーの成長に注目し、「もしアレクサンダー=アーノルドが2025年にリバプールを去っても、ブラッドリーやDFジョー・ゴメスといった選手がいるため、全く問題ない」と語っている。ブラッドリーのプレーには自由さが感じられ、アーノルド復帰後のスタメン争いが彼にとってプレッシャーとはなっていないことも指摘した。

 また、現在リバプールはアーノルドの他に、FWモハメド・サラーやDFフィルジル・ファン・ダイクなど主力選手の契約が残り7か月となっており、2025年1月以降は他クラブと事前契約が可能な状況にある。アーノルドは9月に公の場で、交渉については語らない姿勢を示しており、契約延長の行方は不透明だ。一方、サラーは自身の去就について「残るよりも去る可能性の方が高い」と述べている。

 この長引く3選手の去就について、2024/25シーズン終わりまでに解決されるのか、更なる注目を集めそうだ。