AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)で横浜F・マリノス、川崎フロンターレを下すなど、韓国1部・光州FC率いるイ・ジョンヒョ監督には、Jリーグ複数クラブが興味。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の退任が濃厚とみられる北海道コンサドーレ札幌にくわえて、セレッソ大阪も韓国人指揮官の招へいに動いていたが、小菊昭雄監督の後任として、元横浜F・マリノスのコーチであるアーサー・パパス氏を迎え入れる可能性が高いという。
イ・ジョンヒョ氏の去就を巡っては、韓国メディア『スポーツ朝鮮』が11月11日に「Jリーグ複数クラブから関心を寄せられているが、現時点で正式オファーは届いていない」とリポート。札幌がペトロヴィッチ監督の後任として招へいを検討していた過去も伝えた上で、「(札幌行きの可能性は)今はない」としていた。
同メディアは26日にも、現光州FC指揮官の去就を特集。「C大阪との交渉が決裂。イ・ジョンヒョは来年、Jリーグで指揮を執る可能性は低い」と報じたほか、日本行きが実現しない理由に、監督サイドの高額年俸要求を挙げている。
イ・ジョンヒョ氏は2009年3月に現役引退した後、全南ドラゴンズや光州など、韓国国内の複数クラブでコーチを担当。2022シーズンから光州を率いると、就任1年目に2部降格もわずか1年で1部復帰。2023シーズンにリーグ3位に食い込み、ACLE出場権を獲得したことで話題になった。そして今季は国内リーグで9位で終えた一方、ACLEで躍進。神戸に敗れたものの、横浜FMや川崎相手に勝利している。
10月1日に敵地で行われたACLE川崎戦で、相手選手が試合後に光州サポーターへ挨拶したことについて「今まで見たことがない。日本の文化は素晴らしい」と語っていたイ・ジョンヒョ氏。2024シーズン終了後のJリーグ挑戦こそ実現の可能性が低いとはいえ、同氏への関心は高まっている。
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