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高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2024のEAST(以下プレミアEAST)第20節が11月23日~24日に各会場で行われ、激戦が繰り広げられた。第19節終了時点で首位を走る鹿島アントラーズユースはホームで4位の前橋育英高校と対戦し2-1で勝利を手にした。一方で首位の鹿島ユースと勝ち点・得失点差で並び総得点差で6ポイント下回る2位の横浜FCユースは、ホームで11位の市立船橋高校と対戦し0-1で敗戦している。直近7戦負けなしで好調の3位柏レイソルU-18はアウェイで10位の尚志高校と対戦。2-0と勝利を収め、無敗記録を8に伸ばした。これにより柏U-18と横浜FCユースが勝ち点で並ぶも、得失点差で6ポイント上回った柏が2位浮上で首位鹿島ユースを猛追している。
また、全12チームのうち下位2チームが自動降格となる残留争いも熾烈を極めている。9位のFC東京U-18はアウェイで12位大宮アルディージャU18と対戦し1-0で勝利。11位で7戦負けなしの市立船橋高校が2位横浜FCに勝利し、10位尚志高校が3位柏U-18に敗戦したのは前述の通り。これ受け、12位の大宮はプリンスリーグへの降格が決定。長らく沈んでいた市立船橋が遂に降格圏を脱出した一方で、残留圏ギリギリだった尚志は11位へと順位を下げた。ここでは、優勝・残留争いの最終局面を迎えているプレミアEAST第20節の各試合をハイライトと共に振り返る。
関連記事:優勝・残留争いに変動?高円宮杯プレミアEAST第19節ハイライト【2024】
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流経大柏が優勝争いに望みを繋げる
昌平高校(0-3)流通経済大学付属柏高校
【得点者】
- 18分:粕谷悠(流経大柏)
- 21分:奈須琉世(流経大柏)
- 64分:柚木創(流経大柏)
強風が吹き荒れるなか行われたこの試合では、流通経済大学付属柏高校が終始ペースを握る。前半18分、右サイドDF堀川由幹のフィードから抜け出したFW粕谷悠が先制点を奪う。その3分後にもMF柚木創のコーナーキックにキャプテンのDF奈須琉世が頭で合わせ追加点を挙げ2-0と前半を折り返す。後半に入っても流経大柏のペースは変わらず攻撃陣が牙をむく。64分、中央のスルーパスに抜け出したMF柚木の左足が3点目を奪って勝負あり。埼玉県予選で敗戦したショックの影響もあってか、昌平高校はこの日、歯車がかみ合わなかった。流経大柏は前節の横浜FCユース戦に続き2試合連続の完封勝利を遂げている。
前節からの順位変動:昌平高校(4位→5位)、流通経済大学付属柏高校(6位→6位)
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川崎U-18が連敗を3でストップ
青森山田高校(0-3)川崎フロンターレU-18
【得点者】
- 30分:土屋櫂大(川崎U-18)
- 44分:八田秀人(川崎U-18)
- 57分:八田秀人(川崎U-18)
試合は開始から川崎フロンターレU-18が青森山田高校の陣地でプレーする時間が続く。川崎FW恩田裕太郎のポストプレーを起点に攻撃を展開。対する青森も左サイドから攻撃を組み立てるシーンが目立つも川崎DF陣が体を張った守備でこれを阻止。試合が動いたのは30分、右コーナーキックからこぼれ球を拾ったDF土屋櫂大が右足を振り抜くとボールはそのままゴールネットを揺らし、川崎が先制に成功した。これで勢いに乗った川崎はなおも44分、MF八田秀斗が競ったこぼれ球をMF児玉昌太郎が拾いシュートを放つ。GKに阻まれるも八田が押し込み川崎が追加点を奪った。後半57分にも八田が3点目を奪い、これで勝負あり。川崎は2試合ぶりの勝利で順位を7位に上げ、敗れた青森は3連敗となり順位を8位に下げた。
前節からの順位変動:青森山田高校(7位→8位)、川崎フロンターレU-18(8位→7位)
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柏が尚志を完封!
尚志高校(0-2)柏レイソルU-18
【得点者】
- 32分:ワッド・モハメッド・サディキ(柏U-18)
- 69分:加茂結斗(柏U-18)
試合は31分、柏レイソルU-18FW戸田晶人のラストパスを受けたFWワッド・モハメッド・サディキ(来季トップチーム昇格内定)が左足で流し込み柏が先制に成功。前半を1点リードで折り返す。後半に入っても柏の良さが目立つ。69分には先制点を決めたワッドのシュートを尚志高校GK野田馨が弾くも、こぼれ球を途中出場のFW加茂結斗が流し込み柏が追加点を奪って試合はこのまま終了。終始ボールの動かし方やセカンドボールの回収の良さが際立った柏が尚志を圧倒した。柏はこれで直近8戦負けなしで好調をキープ、優勝に望みを繋げている。一方で敗れた尚志は降格圏の11位に転落。次節にもプリンスリーグへの降格が決まる可能性が出ており、崖っぷちに立たされている。
前節からの順位変動:尚志高校(10位→11位)、柏レイソルU-18(3位→2位)
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