
DFヨナタン・ター
DFヨナタン・ターは、2015/16シーズンにレバークーゼンに加入後、センターバックというポジションにも関わらず、負傷による長期欠場がほぼなく“無事是名馬”を地で行くようなプレーヤーだ。
守備の要として公式戦通算360試合に出場し、今シーズンもリーグ全戦フル出場のタフガイぶりを見せている。28歳とまさに脂の乗り切った年齢で、昨オフにバイエルンへの移籍が取り沙汰されたが、クラブ側が応じなかったことで残留となった。
しかし、レバークーゼンでの契約は今シーズンいっぱいで切れる。来夏のフリーでの退団は既定路線となっており、ドイツ代表でもレギュラーを張るディフェンスリーダーの争奪戦は必至だ。
レアルには同胞の先輩であるDFアントニオ・リュディガーもおり、今シーズン安定感を欠いていた。また、2年連続で前十字じん帯断裂の重傷を負ったDFエデル・ミリトンの代役として、ターはまさに適役であり、争奪戦を一歩リードしていると言えよう。

FWビクター・ボニフェイス
昨2023/24シーズンに、日本代表DF町田浩樹も在籍しているベルギーのユニオン・サン=ジロワーズから5年契約でレバークーゼンに加入したFWビクター・ボニフェイス。いきなりリーグ戦23戦14ゴールを決め、ELでは得点王にも輝いた。昨オフにもプレミアリーグの数クラブから関心を集めたが、クラブ側も本人も1シーズンでの移籍には消極的で、今シーズンもリーグ戦10戦6発、欧州CLでも3戦1発と、好調をキープしている。
10月19日のアイントラハト・フランクフルト戦直後、空港に向かう車が事故に巻き込まれ、車両は大破し自身も両手に負傷を負ったが、フランスで行われた欧州CLスタッド・ブレスト戦(10月23日)を欠場したのみ。リーグ戦の次節(10月26日)ヴェルダー・ブレーメン戦では何事もなかったかのように先発出場し、ゴールまで決めてみせた“不死身の男”だ。
レアルと言えば、FWキリアン・エムバペ、FWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴが看板3トップを形成するが、ヴィニシウスが好調ぶりを見せている一方、大きな期待をもって加入したエムバペは、その実力を出し切っているとはいえない。前所属のパリ・サンジェルマンでもフランス代表でも、左サイドでのドリブル突破からのシュートが持ち味だったが、レアルではセンターフォワードとして起用され、未だ自分の居場所を探っている段階にも見える。
その点、ボニフェイスは完全なるセンターフォワード型のストライカーで、レバークーゼンでも1トップ、あるいは3トップの真ん中として起用されている。
レアルのFWの控えはトルコ代表の19歳FWアルダ・ギュレルくらいで、18歳のブラジル代表MFエンドリッキやモロッコ代表MFプライム・ディアスのFW起用、また2トップへのフォーメーション変更で凌いでいる状況だ。そこにボニフェイスが加われば、戦術に幅ができるだけではなく、固定化された3トップをローテーションさせることも可能となる。
レバークーゼンのフロントは、移籍金交渉に着く目安を5500万ユーロ(約90億円)に設定している。札束攻勢となればプレミア勢に分があるかも知れないが、自分の才能を開花させてくれた恩師と一緒となれば、このナイジェリア代表FWがマドリードの地を踏む可能性は高いだろう。
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