Jリーグ アビスパ福岡

アビスパ福岡の歴代助っ人外国籍選手5選。5年周期からJ1定着へ

アビスパ福岡 写真:Getty Images

ジョン・マリ(2021、2022)

MFクルークスと同じく2021年に福岡に加入したFWジョン・マリ(現梅州客家)は、強靭な身体と高い得点力を持ち合わせていたストライカーとして記憶に残っている人も多いだろう。

2021年5月1日のJ1浦和レッズ戦では、クロスをそのままトラップし振り向きざまのシュートをゴールネットに突き刺すという驚異的な身体能力を見せた。2022シーズン前には期限付き移籍満了により退団が発表されるも、2022年夏には完全移籍加入にて復帰した。

試合中にもかかわらずリフティングをして監督に怒られると、即座に相手ベンチに謝罪に行くなどのエピソードもあり、その見た目とは裏腹に素直な性格だったジョン・マリ。彼もまたサポーターに愛されたストライカーの1人だろう。


ウェリントン 写真:Getty Images

ウェリントン(2015-2017、2023-)

近年の福岡を語る上で欠かせない外国籍選手といえば、やはりFWウェリントンだ。

2015年に福岡に加入したウェリントンは、同シーズンのJ2リーグで7ゴールを記録。彼の活躍もありこの年の福岡はJ1自動昇格とはならなかったもののJ1昇格プレーオフに進む事となる。ホームでの昇格プレーオフ、V・ファーレン長崎戦(1-0)。ウェリントンは見事自身のゴールでチームを勝利に導く。そしてその後の昇格プレーオフ決勝、セレッソ大阪戦(1-1)。多くの福岡サポーターがヤンマースタジアム長居に詰めかけた1戦で、チームは5年ぶりとなるJ1昇格を決めた。

2016シーズンにチームは戦いの舞台をJ1に移すも、1年でのJ2降格。2018年にウェリントンはヴィッセル神戸へ移籍し、その後は母国ブラジルのボタフォゴ、湘南ベルマーレでプレー。2023年に福岡へ復帰した。36歳となった今でも衰えのないプレーを見せている。

ウェリントンのプレーの特徴について多くの人は、強靭な身体の強さと打点の高いヘディングなどを挙げるだろう。確かに2015年から2017年に在籍していた間はフィジカルの強さで相手圧倒し、時にはタックルに来たDFを吹き飛ばす程の身体の強さを武器にしていた。

しかし近年のウェリントンのプレーを見ると、身体の強さは健在だが、それ以外にも中盤に下がって攻撃の起点となるポストプレーなども見受けられる。かつては前線のターゲットとなっていた彼は年齢と経験を重ねるにつれ、プレーの幅を広げているのかもしれない。

J1昇格プレーオフ、1年でのJ2降格、そして2023年のルヴァンカップ決勝。サポーターの記憶に残るシーンには必ずウェリントンがいた。彼は間違いなく福岡の歴代助っ人の中でも多くの人の記憶に残る選手だろう。


その他にもDFエミル・サロモンソン(2020-2021)、DFウォン・ドゥジェ(2017-2019)、FWドゥドゥ(2018)。さらにクラブの歴史を辿ればMFウーゴ・マラドーナ(1995-1996)やMFトログリオ(1994-1996)、MFフェルナンド(1998-1999)、MF盧廷潤(2001-2002)、MFホベルト(2004-2007)、MFグラウシオ(2005-2006)と、数多くの外国籍選手がプレーしてきた福岡。

チームは今季限りで長谷部茂利監督の退任が決まっており、来2025シーズン以降の監督人事にも注目が集まる。新たな監督を迎えて臨む来シーズンは、外国籍選手を含めどのようなチーム構成となるのか期待したい。

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名前:Nao
趣味:サッカー観戦、お酒、子供が所属するサッカークラブの応援
2023年からライターとしての活動を始めました。プライベートでは3人の男児の父親、個人ブログ「FootballAnalysis」を運営しています。サッカーがある日常、特に試合がある日の街の風景やスタジアム周辺の雰囲気が大好きです。多くの人にサッカーの楽しさを知って頂ける記事を書いていきたいと思います。よろしくお願いします!

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