Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸退団後に豪州移籍。フアン・マタの現在が話題「失礼だ」と批判も

フアン・マタ 写真:Getty Images

 かつてヴィッセル神戸でプレーしていた元スペイン代表選手のアンドレス・イニエスタが、日本での引退試合開催を公式発表した裏で、同じく神戸OBのMFフアン・マタは新天地のオーストラリア1部ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFCで苦戦。指揮官との対立も報じられている。

 現在36歳のマタは、2023年9月に神戸へ加入もリーグ戦わずか1試合の出場に終わり、わずか4カ月で退団。2024年1月に日本代表MF久保建英擁するレアル・ソシエダやセビージャ、バレンシアとの接触が報じられたが、半年以上にわたり新天地が決まらず。一時はアメリカ行きの可能性が報じられたものの、2024年9月になってウェスタン・シドニーへ加入している。

 オーストラリアでの活躍が期待されているマタだが、2024/25シーズンのリーグ戦では、ここまで4試合中2試合でスタメン出場。ただオーストラリア1部リーグ特有のプレー強度の高さにフィットできていないだけに、レギュラー定着には至っていない。

 英メディア『メトロ』によると、ウェスタン・シドニーのアレン・ステイチッチ監督は、元スペイン代表ミッドフィルダーの現状について「彼はあまり快適にプレーできていないが、これがオーストラリア1部リーグの激しさを物語っている。世界で最も激しいリーグのひとつだからね」と説明。

 この指揮官の発言に対して、同選手の代理人は「クレイジーだ。まったく理解できない」と不快感をあらわにすると、「マタのようなスター選手を獲得したのならば、彼がフィットするようなシステムで戦うべきだし、彼に失礼だ。プレミアリーグで10年もプレーしているし、欧州選手権(EURO)で優勝しているからね」と采配批判も展開したという。

 オーストラリア挑戦からわずか2か月で、監督との関係で問題を抱えているマタ。監督人事をはじめチームを取り巻く状況に変化がなければ、早期退団の可能性も考えられる。