Jリーグ ヴィッセル神戸

ACLE神戸戦で…韓国・光州FC監督の発言物議?「失望している」

ノエビアスタジアム神戸 写真:Getty Images

 韓国1部・光州FCは、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)で、横浜F・マリノスと川崎フロンターレを撃破。11月5日開催のACLEリーグステージ第4節でヴィッセル神戸と対戦するが、同クラブの指揮官が御崎公園球技場(ノエビアスタジアム神戸)のピッチコンディションに言及。横浜FM、川崎との違いにも言及している。

 光州FCはACLE開幕節で、横浜FMを7-3で下すと、第2節では川崎に1-0で勝利。Jリーグ勢相手に連勝を飾ると、第3節でもマレーシア1部ジョホールを3-1で下している。

 開幕4連勝を狙う光州FCだが、イ・ジョンヒョ監督は試合会場に不満を抱いている模様。韓国メディア『スポーツG』によると、指揮官は前日会見で「今日の練習で、ピッチコンディションが思っていたより良くなかった。失望している」とコメントを残したという。

 ただ一方で、同監督はJ1優勝候補である神戸について「今シーズンここまで40試合をこなしているが、その中でも神戸が最も強力な対戦相手だと思う」と、警戒を強めているほか、「神戸と川崎・横浜FMとの違いは?」という質問に対して、「神戸はパワーで相手を抑える。技術的な面も優れているが、フィジカルの能力も高い。ロングボールで優位に立とうとするし、多くのJクラブでみられるようなプレースタイルとは全然違う」と答えたという。

 ノエビアスタジアム神戸の芝の状態に苦言を呈したイ・ジョンヒョ監督だが、光州FCをはじめ韓国国内クラブのホームスタジアムは、ピッチコンディションが悪いことで以前から話題になっている。

 韓国メディア『MKスポーツ』によると、ACLE開幕節の光州FC対横浜FMでは、試合後に横浜FMのジョン・ハッチンソン監督が「芝に問題あったが、このピッチでプレーするしかなかったし、それがアジアサッカー連盟(AFC)の選択だった。誰かに全責任を負わせることはできない」とコメントを残したという。

 またピッチコンディションを巡る問題により、10月22日開催のACLE第3節・光州FC対ジョホールの試合会場は、光州ワールドカップ競技場から龍仁ミルスタジアムへ変更。光州FCはホームスタジアムから230km離れた場所での戦いを余儀なくされていた。

 2024シーズンからFCソウルでプレーしている元イングランド代表MFジェシー・リンガードや、同年夏にジュビロ磐田から大田ハナシチズンへ復帰したFW石田雅俊がプレーへの影響を訴えるなど、韓国国内で深刻な問題に発展しているピッチコンディションを巡る問題。神戸戦の前日会見における光州FC指揮官の発言内容が議論を生みそうだ。