イタリア1部ミラン所属のオランダ代表MFタイアニ・ラインデルス(26)は国際サッカー連盟(FIFA)のインタビューに対し、「自分にインドネシア人の血が流れていることを誇りに思う」と語った。同選手は元サッカー選手のオランダ人の父親とインドネシア人の母親の間に生まれたハーフ。
主に守備的MFとしてプレーするラインデルスは、PECズヴォレの下部組織出身で2017年にプロデビュー。その後、AZアルクマールを経て2023年夏にミランに移籍した。オランダ代表でも存在感を示しており、ユーロ2024ではオランダのベスト4進出に大きく貢献した。
自身がインドネシアにルーツを持つことについて同選手は「とても誇りに思っており、そのことは僕という人間の大半を占めている。母はインドネシア出身で、僕自身もインドネシアの文化と人々に深い愛着を感じている。インドネシアのファンからは、いつも熱いサポートをもらっているし、インドネシア系オランダ人の代表として誇りを体現できるよう努力している」と話した。
なお、2026FIFAワールドカップ(W杯)アジア最終予選に出場中のインドネシア代表は、旧宗主国であるオランダの出身選手でチームを強化していることで知られている。タイアニ・ラインデルスの実弟であるMFエリアノ・ラインデルス(24)もインドネシア代表に招集されており、10月のバーレーン代表との試合(2-2)で代表デビューを飾った。
弟がインドネシア代表を選んだことについて同選手は、「とてもユニーク!僕たち兄弟はサッカーをしながら一緒に育った。弟がインドネシア代表でプレーすることは僕にとっての誇りだ。国際舞台では異なる道を歩むことになったが、サッカーを通して関係を共有できることは素晴らしいことだ」と語った。
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