Jリーグ

元日本代表DF西大伍、鹿島時代に欧州からオファーも実現しなかったワケ

西大伍 写真:Getty Images

 明治安田J3リーグの岩手グルージャ盛岡に所属する元日本代表DF西大伍。2011年から2018年に在籍していた鹿島アントラーズ時代にヨーロッパのクラブからオファーを受けていたことを、10月7日に自身のYouTubeチャンネルで明かしている。

 西は、元日本代表MFで浦和レッズに所属する中島翔哉との対談動画を公開。その中で鹿島に在籍時、スイス2部のルガーノFC(現在は1部)からレンタルでのオファーを受けていたが、クラブ側が拒否したため実現には至らなかったと話している。また、「鹿島からNOといわれて俺は辞めちゃったそこで」とも語った。

 一方、中島が2017年8月にFC東京からポルトガル1部のポルティモネンセに移籍した経緯については、当初、FC東京は中島の放出を認めない方向だったようだが、社長や監督などに自身で交渉の結果、移籍が実現したという。西は、中島のように粘り強く自分で交渉することはしなかったようだ。

 西は2006年に北海道コンサドーレ札幌U-18からトップチームに昇格。アルビレックス新潟への期限付き移籍(2010年)を経て、2011年に鹿島に完全移籍を果たす。すると、2011年には日本代表にも初選出され、6月1日に行われたキリンチャレンジカップのペルー戦で代表レビュー。

 その後鹿島に2018年まで在籍し、ヴィッセル神戸、浦和を経て2022年に札幌に復帰。2シーズンプレーした後、2023年に期限付きで岩手に移籍し、今2024シーズンから完全移籍でプレーしている。

 現在37歳の西のプレーを見られるのは、残りどれくらいになるのだろうか。