南米 ブラジル代表

リバプールの元スター選手が母国ブラジルで輝きを取り戻す

フィリペ・コウチーニョ 写真:Getty Images

 元リバプール(イングランド1部)の人気選手だったMFフィリペ・コウチーニョ(バスコ・ダ・ガマ)は、母国ブラジルに戻り新たな選手生活を楽しんでいるようだ。

 2022年から在籍しているイングランド1部アストン・ビラでは序列が下がった現在32歳のコウチーニョは、昨2023/24シーズンはカタール1部のアル・ドゥハイルにレンタル移籍。シーズン終了後にビラに復帰したが、再び7月にレンタル移籍で母国ブラジル1部のバスコ・ダ・ガマに復帰した。このクラブはコウチーニョがユース時代を過ごした場所であり、2008年にインテルに移籍後2年間再びバスコにレンタルで戻っていた。そして14年後、彼は再びこのクラブに戻っている。

 コウチーニョ擁するバスコは、現地時間9月22日にブラジル・セリエAでパルメイラスと対戦。コウチーニョはベンチスタートだったが、試合開始から約1時間後に途中出場した。

 同試合での彼のプレーがSNSで共有されており、そこには中盤でボールを受けとり、クライフターンを使ってボールを引き戻し、その後相手の股間を通して選手をかわす衝撃的な場面が映っている。バスコは0-1で敗れたが、コウチーニョの技術は光った。この前週、彼はフラメンゴ(ブラジル1部)との1-1の引き分け試合で今シーズン初ゴールを決めていた。

 負傷から4試合欠場した後、復帰して2試合連続でベンチスタートとなっているコウチーニョは、パルメイラス戦でのパフォーマンスをきっかけに、再びスタメンに名を連ねることが期待されている。

 コウチーニョは2013年1月から2018年1月までの5年間リバプールでプレーし、その間に201試合に出場54ゴール43アシストを記録している。